子供の騒音とモスキート音
以前こちらで少し触れたモスキート音事件。自宅庭で子どもをプールで遊ばせていたら隣人からモスキート音を浴びせられたという事件です。とある議員が投稿したことで話題となり文章の記事だけではなく地上波テレビで放送されるぐらいにまで大きな話題になっておりました。
当初から子どもを騒がせトラブルの原因を作った方が悪いのでは?という声が多く上がっておりました。昨日のニュースでは取材班が現地に取材をして”加害者”と”被害者”から聞き取り調査を行っていましたが、”被害者”擁護に偏った内容でした。
しかし、ネットでの論争は更に”被害者”側の行動に疑問をもつ声が大きくなりました。小さな子どもが小さなビニールプールで遊ぶ姿を想像していた人が多かったのに対して、実際には大きめのビニールプールで大人も一緒になって遊んでいた風景が放送されたからです。しかも、子どもを放り投げて遊ぶなど大声で騒いでいたのが容易に想像できる光景にネットは騒然となりました。
明けて本日。なんと一連の事件の記事が一斉削除されました。ヤフーコメントやyoutubeのコメント欄では”被害者”に疑問を呈するコメントだらけだったのが都合が悪かったのではないかと思われますが一体だれの差し金なんでしょうね。
子供の声騒音が問題になると「不寛容である」「昔は許された」「精神異常者は音に敏感」などと被害者側を叩く声が非常に多いです。「引っ越せ」と言う人もかなりいます。被害者はそれらの意見を見るたびにうんざりし傷つけられています。
「子供の声がうるさいのはあたりまえ」だから「我慢するべき」
おかしくないでしょうか?うるさいのが分かっているならば誰にも迷惑をかけないように大人が配慮するべきです。簡単なことです。遊ぶ場所を考える、時間を考える、防音施設をつける、街作りの段階で工夫する。いくらでもやりようがあります。子どもが遊ぶ場所はここでなくてはならないということはないです。一方で家はほとんどの人が一つであり大金を掛けて用意しています。そこを子供を理由に奪われていては社会が成り立ちません。
そもそも子どもの問題ではありません。他人に迷惑をかけないように配慮できない大人が原因です。常に完璧に事前に対策できるわけではありませんが修正していくことは可能なはずです。蓄積してきた知識はそのためにあるはずです。