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優しい『ワープ』
こんにちは、だるまです。
一気冬が到来し、寒さが身に沁みる今日この頃。
我が家では数日前にこたつを出しており、これだけ寒くなってくるとより一層大活躍する。
飼っている猫も人間も温かさを求めて、こたつに入り浸りだ。
もちろん僕もその1人。
こたつに足を突っ込んでみ横になっていると、ふとある記憶が蘇ってきた。
それは・・・
小さい頃、夜中にふと目覚めると『ワープ』していた記憶。
いつの間にか暖かい布団の中に移動しているのだ。
「あれっ、こたつで寝ていたはずなのになぁ。まぁいいや、あったかい布団に『ワープ』しててラッキー♪」
『ワープ』している途中の記憶もある。
温かい場所から凍える場所へ引きずり出され、フワッと浮き上がり、抱え上げられた後は、それに自分の体重を預けて運ばれていく。
ん〜、寒いけど温かい。
そして、しばらくだら〜んとしたまま運ばれた後には柔らかい場所に置かれ、冷たい物をかけられて、その冷たさも何となく心地良い。それが温かくなるとともに、また眠りに落ちていく。
そんな記憶が微かにある。
でも、大人になるとこたつで寝ても『ワープ』することはなくなった。
夜中に汗だくになって、喉がカラカラになって目覚める。
「あー、なんで『ワープ』せんなったんやろ?」
目覚めるとその隣には一緒に寝落ちした息子が寝ている。
あかん、こたつで寝てしまっては風邪をひいてしまう。
寒いけどこたつから出て、寝ている息子をこたつから引きずり出して、抱え上げると、
「寒い・・・」と言いながらも、目をつぶったまま、僕に身体を預けてだら〜んとしている。
重い・・・けど、かわいい。
そのまま寝室まで運んで、毛布と掛け布団をかける。
小さい声で「ありがとう」と呟いている。僕も「おやすみ」と声をかけそのまま眠りについた。
僕もこうやって『ワープ』させてもらってたんだな^^
長女(中1)や長男(小5)は、時間になれば自分から寝室に行ってくれるので、運ぶことはなくなった。
次男(小2)はよく身体を動かすので、疲れ切って寝落ちすることも多いので、まだまだ『ワープ』させることが多い。
でも、子どもたちをこうやって運ぶことができるのもあと少しかな。
重いけど、僕にとっても幸せな時間。
こんな気持ちにさせてくれてありがとう。
子どもたちの中にも記憶として残ってくれてたらいいな。