あみごろう

食べること、寝ること、読むこと、聴くこと、かくことが好きな3児の母。始めたばかりで使い方よくわかってません。

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  • ひとりごと。

    長めの呟き。

  • 育児のこと。

    子育てを通じて感じたことや思ひ出など。

最近の記事

私の中のジャックナイフが目を覚ます時の話。

選挙が近くなると、街頭演説する輩をチラホラと見かける。 私の中のジャックナイフが目を覚ます瞬間である。 あれはまだ長女が赤ちゃんだった頃、超低体重児だった長女はミルクを1回でたくさん飲むことが出来ず時間もかかったので、ほぼ1時間おきくらいで授乳をしていた。 もちろん夜中も2時間も経たないうちにお腹が空いて泣く。次はオムツが汚れて泣く。実質1時間毎に起きてた気がする。 というのも、長女は筋金入りのHSCなのでミルクが少しでも冷めると飲まない、オムツがほんの少しでも濡れると嫌が

    • 寝坊した日に感動した話

      金曜日の朝、夫は同僚とキャンプに行っていてワンオペだった。 朝8時、集団登校の班長さんが鳴らしてくれたインターホンを目覚ましに起床。私、全てを悟る。 盛大に寝坊した。 班長さんには謝罪と共に先に出発してもらうように伝え、まず小学校に連絡。正直に「私が寝坊してしまいました。遅れて連れて行きます」と伝える。対応してくれた先生は少し笑って「担任に伝えます」と言ってくれた。 9時登園の幼稚園組は間に合う。よし、急いで着替えて朝ご飯を食べろ。いやだからYouTubeはダメだって、先

      • 夜行

        森見登美彦の『夜行』を読み終わった。 時刻は11時をまわり、そろそろ日付が変わる準備をしている。窓の外から虫の声が聞こえる。昼には気がつかない秋の気配を感じる。私もまた、夜に囚われている。 子どもの頃から夜が好きだった。夜は昼間にない、何かひっそりとした秘密が隠されているようで、そのことに誰も気づかない。ただ1人、私だけが知っている。 特に秋の気配漂う夜は、その秘密が一層輝きを増す。 誰もいない道を夜空を見上げながら歩いていると、まるで夜の秘密を探るスパイのような、宝物を探

        • 推しができて、自分で自分を大切にするようになった話。

          思えば、我慢の多い人生だったように思う。 別に誰かに"我慢しなさい"と言われたわけでもなく、ただなんとなく"自分さえ我慢すれば周りの人間は幸せでいられるんじゃないか"と思っていたふしがある。 四姉妹の長女に産まれ、年子だった事もあり"お姉ちゃんだから"と我慢せざるを得ない人生のスタートだった。 成長するにつれ、大なり小なり、いろんなことを我慢していった。 子どもが産まれて、母親になったらもっと我慢する事が増えた。 お金も時間の使い方も、子ども達>夫>家族にとって必要な事…とい

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        記事

          天使産んだと思ってたらちゃんと私の子だった話。

          今年小学1年生になった長女を、通い始めたばかりの学童に迎えに行った。 教室の外で帰り支度をしている長女を待っていたら、私の母より歳上であろう指導員の先生に声をかけられた。 「長女ちゃん、とぉっっっても可愛らしいですね!!!」 オタクが推しを語る勢いのそれに面食らった私はトンチンカンな返事をしてしまったと思う。 どこらへんが可愛かったんですか? よくぞ聞いてくれましたとばかりにその指導員の先生は、今日の長女との出来事を話してくれた。 "もちろんお顔も可愛いらしいんですけどね

          天使産んだと思ってたらちゃんと私の子だった話。

          ただいま故障中でして。

          年末から調子が悪いとは思っていたけど、ついにドクターストップかかってしまいまして。 頭がうまく回らない状態と言いますか、説明されても理解が出来ないんですよね。 たぶんそんなに難しい事は言われてないんですが、言われてる事がわからないんです。故障という言葉が近い状態です。 私の中では『無意識で言われた事を聞きながら頭の中で想像出来る=理解』みたいな感覚なんですね。 それが気づいたら、言われた事を頭の中でスッと想像出来なくなってきて、意識して頭働かせて考えようとするんだけど頭の中

          ただいま故障中でして。

          『コンフィデンスマンJP〜プリンセス編〜』を観た帰りに嗚咽した話。

          土曜日、訃報を聞いて衝撃を受けた。 頭の先から爪先まで、血の気が引いていく感覚がした。 「嘘やろ?なんで?」 それしか言葉が出なかった。 すごく好きで追っかけをしていたわけでもないし、出演してる作品全て観ているわけでもなかった。 訃報を聞く2、3日前に『コンフィデンスマンJP〜ロマンス編〜』を観終えたばかりで、すごく面白くて、ドラマを観ようと夫と話していたばかりの訃報だった。 「好きな俳優はこの人!」というのが全くないのでファンというわけではなかったが、顔は好みだったし、何

          『コンフィデンスマンJP〜プリンセス編〜』を観た帰りに嗚咽した話。

          豆腐屋の怪談

          皆さんはご存知だろうか? 自転車で鐘を鳴らしながら豆腐を売りに来ている人の良さそうなおじさんが、実は人ならざる者であることを。 私の地元では夕方の4時頃になると、自転車を押して鐘を鳴らしながら豆腐屋のおじさんが豆腐を売りに家の前を通る。 子どもの頃は、鐘の音が聴こえると「あぁ、もう夕方なのか」という思いと共に「早く家に帰らなければ」という焦燥感のようなものが湧き上がり、自然と家路を急いでいた。 あの鐘の音が『夜を連れて来る』という感じがして、なんとも言えぬ怖さを子どもの頃の

          豆腐屋の怪談

          どうしても断捨離れないもの。

          4月、慣らし保育が始まり、保育所で必要な物を収納するスペースを確保するべく、息子が昼寝している間に断捨離を決行する。 子の成長に伴い幾度となく行われる断捨離であるが、毎回捨てられない物がひとつだけある。 長女が退院する時に着せたセレモニードレスだ。 うちの長女は予定日ちょうどに産まれたのだが、2192gの低体重児だった。 小さくて、抱くと羽みたいに軽くて、とても我の強い新生児だった。 長女は授乳の時間になっても飲みたくなければ頑として口を開けず、その結果なかなか体重が増え

          どうしても断捨離れないもの。

          エレベーターのお姉さん。

          1、2年程前に家族でショッピングモールに行った時の話です。 よく行くショッピングモールに買い物に行って、1階からエレベーターに乗ったら、唐突に長女(当時2歳くらい)が 「あのお姉ちゃん、怪我してるねぇ」 と言い出したんです。 私と夫は顔を見合わせました。なぜなら私達家族以外、誰も乗っていないから。 長女「とっても痛そうだねぇ。どうしたのかなぁ?」 私「どこにお姉ちゃんがいるの?」 長女「あそこ。ドアの近く」 長女が指差すのはドア近くのボタンのあたり。誰もいない。 私

          エレベーターのお姉さん。

          アイドルに興味ない私がさっしーを推す理由。

          アイドルに全く興味がない私が唯一好きなアイドル(元アイドルなのか?)、指原莉乃氏である。 彼女のどこがそんなにいいのか?と思う人もいると思う。(さっしーに失礼) きっかけは『笑っていいとも!』だった。 いいとものレギュラーに決まったばかりの彼女はまだ根暗でマイナス思考キャラだっだと思う。 「私みたいなブスが…」という感じで(そこまで言ってなかったかな?だとしたら失礼にも程がある)、えらい卑屈なアイドルやなぁ…くらいに思っていた。でも、自称マイナス思考な彼女の新レギュラー紹介

          アイドルに興味ない私がさっしーを推す理由。

          はじめに。

          はじめまして。 Twitterでは長くなってしまいそうな心のつぶやきをnoteに書き出そうと思っています。 不安だったり喜びだったり、『私はこう思ってるんだけど』ってこと、知り合いには言えないけど誰かに聞いてもらいたいこと等、思うままに吐き出そうと思ってるので、もし不快に思ったり傷つかれたりする方がいらしたらごめんなさい。 (先に謝っておきます…)

          はじめに。