朗読脚本【君の好きな歌】
僕の胸には今でも君の好きな歌が流れてる・・・。
僕は昔ギターを弾いていた。
苦しいときも、悲しいときも、うれしいときも
ギターを響かせていた。
そんなある日、
僕のギターを「好き」っと言ってくれる人がいてくれた。
僕は嬉しくなり君の好きな歌を響かせた。
今でもその思い出は心に残っている。
すごく温かくて優しい君の声が・・・。
でも・・・
僕はギターを置いた。
置くしかなかった。
もう君の好きな歌を弾けない。
・・・弾けない・・・。
ギターを見ると君を思い出す。
君の声や君の温もりを思い出す。
君は空の上にいるから僕は上を向いて歩く。
いつかきっと・・・
また・・・
僕のギターを聞いてほしい。
空に向かって君の好きな歌を響かせるから。
いつかきっと・・・。