𝕕𝕒𝕣𝕤𝕠𝕠/須田 さ紀え

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マガジン

  • しりとり手帖

    • 35本

    しりとりをしながら、最後の音節で始まる言葉をテーマにした何かを担当メンバーが発信します。

最近の記事

韓国語 担当:須田さ紀え

韓国語をかじりはじめて今年で7年目になる。 きっかけは映画「お嬢さん」だ。 日本統治時代の朝鮮半島を舞台に、資産家と姪の令嬢、彼女の侍女、そして財産を狙う詐欺師の騙し合いを描いた作品で、登場人物の言語も日本語と韓国語が混じっているのだけど、その入り混じるさまがとてもミステリアスに感じられたのを覚えている。 ぐらりぐらりと揺らぐ騙し合いの行方のように、日本語と韓国語を行き来するセリフ。字幕で内容は理解できるけど、韓国語の部分で本当はなんて言っているんだろう。それが気になって

    • 暗渠 担当:須田さ紀え

       上京してきたばかりの頃のわたしをイラつかせたもののひとつ、それは 「至るところにあるうねうねした道」 だった。  18歳まで過ごした北海道では、こっちに行けば目的地に着くはず、と確信して進んだ道の先があらぬ場所につながっている、ということなんてほぼなかった。街の道路はだいたい碁盤の目状に整備されていたから、どんなにぼんやりしていても方角さえ間違わなければ目的地にたどり着けていたし、それが当たり前だと思っていた。けれど東京の、このうねうね曲がる道は何なんだ?? 行こうと思って

      • ルイボスティー 担当:須田さ紀え

        しりとり手帖、今年最後のお題は「ルイボスティー」。 ノンカフェインのお茶はいろいろあるけど、私の中では「あるとうれしい」度が一番高いお茶かもしれないです(最近は扱っているコンビニが増えてきてるし、もしかしてひそかにブームが来ているのかも?)。 今回せっかく「る」が回ってきたことだし、これをきっかけに深掘りしてみようと思ってたくさんルイボスティーを買ってきました。 しかもただレビューするだけでなく、トーナメント方式で一番好みのルイボスティーを決めてみようかと。よければお付き合い

        • モスバーガー 担当:須田さ紀え

          10月某日 晴れ 5回目のコロナワクチンを打ちに隣町へ行く。予約時間は13時20分、でも11時には隣町の駅前商店街に着くという前のめりぶり。自宅から20分ほど歩くので近くはないのだけど、この町には「全て」があるので余裕を持って(むしろ持ちすぎて)来てしまう。カルディ、成城石井、スタバがあるTSUTAYA、そして巨大な無印。自宅周辺は「〇〇区のチベット」と呼ばれるくらい何もないので、たまにこっち方面に来ると調子に乗っていろいろ寄り道してしまうのだった。 ちょっと前まで改装中

        韓国語 担当:須田さ紀え

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          すいみつ 担当:須田さ紀え

          盆の夜にストーブを焚くこの家はどんな桃でもすいみつと呼び しりとり手帖、第4回担当の須田さ紀えです。 『mg.』というZINEに小説や短歌・エッセイ・コラムを寄稿しています。 しりとり→竜宮城→ウスターソース に続くのは「すいみつ」。 わたしの出身地(北海道)の方言で「桃」を指す言葉です。 語源の「水蜜桃(すいみつとう)」は主に白桃を指す言葉ですが、北海道では方言として桃の種類を問わず使われているとのこと(参考:北海道の方言「すいみつ」【意味・使い方・会話文】|方言Lab

          すいみつ 担当:須田さ紀え

          魔法が使えなくなってからが人生

          若くて、自信と勢いがあって、かつ何も知らない人だからこそ使える魔法がある。 なりたいものには何にだってなれる、と信じ込むこと、 自分の可能性を疑わないこと、 周りを壮大なハッタリに巻き込むこと、 今しか見ず、自分のための人生を、生きたいように生きること。 だけど、年をとればとるほど、魔法を使える条件は目減りしていく。 なりたくてもなれない姿があること、 したいこと全ての方向に可能性が開いているわけじゃないこと、 大言壮語を吐いたところで、実が伴わなければ信用されないこと

          魔法が使えなくなってからが人生