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懐刀は『化石のような授業』

★授業アイディア実践録★

歴史の授業は毎年好評を得ます。

子どもたちがわかりやすいと言ってくれます。
子どもたちがおもしろいと言ってくれます。
子どもたちがよく高得点をとってます。
保護者も子どもが楽しんでると言ってくれます。
保護者も子どもがよくわかっていると言ってくれます。

学習支援の先生方からも好評だったりもします。

でも、『化石』と揶揄される授業スタンスをとっています。

やっぱり、子どもたちの『わかる』が授業では大事だと思います。
そこで児童の実態から
歴史の学習をする時に、やっぱり『初めて知る』『わかる』が大事かなと思い、今に至っています。

『化石の授業』がなぜ好評なのか考えてみました。


①こちらが子どもの問いに全て答えることができる。

〇遣隋使が一回行っただけで、聖徳太子の政治はそんなに変わったんですか?

遣隋使について、小野妹子は帰りに裴世清を答礼使として連れて帰ったり、高向玄理や南渕請安の存在も話すと子どもたちからは『へぇ〜』と言う声が。その後家庭学習で自分で調べていました。

〇何で奈良時代に人々は大寺院や豪族のところに逃げ込んだのですか?

公地公民までは子どもたちは習うのですが、その後は良田百万町歩開墾計画や墾田永年私財法をちょっとアニメ風に話すと納得していました。その後加墾禁止令やその撤回を話すと、社会の混乱がより一層わかったようでした。

②『自分だったら?』役割演技をする。

みんなが農民ならこの政治政策どう思う?
みんなが政策をつくるならどうする?

しょっちゅうこんなことやってます。
それで子どもの答えに価値づけをします。

ムカつくなら、反乱起こしたくなるよね?
その政策をする時の注意点は何だろう?

一人ひとりに幕府を開いてもらい、政策を評価しあったりもしたことがあります。


こんな感じで、教師が話すスタンスですが、一番は子どもたちが『わかる授業』『楽しい授業』も大切で『知識を身につけること』も大切だと思います。

『知識を身につけること』で『点数化された見える学力』につながり、保護者からの信頼を得ることもできます。

『化石の授業』ですが、『わかる』・『面白い』・『点数がとれる』・『保護者に好評』このスタンスの歴史の授業が私の懐刀だと思っています。


とは言え、化石と自分で揶揄してばかりも、何なのでちょっとした工夫で好評だった授業を。

①2つの月の句から藤原氏の栄光

三条天皇(三条院)と藤原道長の句

この2つの句を解読すると、藤原道長は有名なので書きませんが、三条院は生きた心地がしない様子で月を見ています。
ここから藤原氏の栄光が見えてきます。

②鎌倉幕府はどこにつくる?

鎌倉幕府はどこ?

最初は『難攻不落の幕府をつくるならどこ?』から始めます。最初は海中?など、いろんな意見が出ますが、浮島にするとか、山に囲まれた場所など答え始めます。
最後に鎌倉幕府の地図を見せて、幕府の工夫や海沿いにした経緯などを確かめていきます。


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