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オクトパストラベラーのプレイ途中感想
HD-2Dスタイルでドット絵を進化させたRPGということで、発売から6年以上経ちますが高評価を得ているゲームです。
ダークソウル1週目をクリアしたところで、次に遊ぶゲームは少しまったりと遊べるゲームにしようと思い、このオクトパストラベラーをDL購入しました。
機種はもちろんswitch(というかswitchしかハードは持ってない)。
現在2章目を終えたあたりまで進めました。
【ゲームの簡単な概要】
主人公はテリオン。
このゲームは、8人のキャラクターが設定してありそれぞれに独立したストーリーがあります。
プレイヤーは好きなキャラクターを一つ選んでゲームをスタートすることになります。
僕はテリオンを選んだので、盗賊キャラとしてのストーリーが用意されていて、その1章からゲーム開始となるのです。
1章をクリアしたところで、そのまま2章に進んでもよいし、世界各地に散らばっている他のキャラクターのストーリー1章を進めでもOKです。
その場合もあくまで主役は僕の場合テリオンですが、その他キャラを仲間にすることで主人公以外のストーリーを追体験することが可能となります。
そうやって世界各地を回っているうちに、最終的に8人のキャラが集まるという感じです。
【ゲームのシステムについて】
多分ですが、8人集めなくてもゲームを最後まで進める事が可能だと思われます。
建前上はキャラ1人だけでもエンディング見られるのかもしれません。
でも、実際のところはほぼ不可能かなと、現時点で予想しています。
敵がけっこう強く、それぞれに設定してある弱点をつかないと、簡単に倒せない仕様になってるんですよね。
弱点は、剣であったり槍であったり、もしくは炎属性の魔法だったりと様々で、味方キャラを多く揃えることでそうした弱点攻略が出来るシステムなのです。
更には、8人のキャラ各自にジョブが設定されていて、それに応じた装備品や魔法が決まっており、更に序盤で他のジョブに転職できるようになり、そこで覚えたスキルや魔法は好きな時に使えるようになります。
このような仕組みですので、8人全て揃えた方が俄然有利です。
なお、戦闘に参加できるパーティーは4人迄ですが、自分が最初に選んだ主人公はパーティーから外せません。
なので、残り3人をどういうジョブやスキル構成で攻略していくかも、楽しみの要素であります。
【現時点での感想】
とまあ、仕様はこんな感じなのですが、内容的には昔からよくある王道的なRPGです。
僕自身、初期ドラクエやFFで遊んでいた世代なので好きには違いないのですが、ここ10年ぐらいは3Dのオープンワールド系メインで遊んでいたので、今更2Dのしかもドット絵ゲームをするのもどうかなという感じでした。
プレイしてみると意外にも途中で投げだす事もなく、それなりにここまで遊べています。
古臭さを感じさせないところも、それなりに考えて作り込んでるからでしょうね。
やり込み要素もかなりあるし、戦闘もそれなりに頭使うしでやりがいがあるゲームと言えます。
【残念に感じたところ】
ただ、残念な点も無いわけではない。
①経験値は戦闘メンバーに限られる
戦闘に参加できるのは4人迄ですが、参加していないキャラには経験値が入りません。
なので、パーティー編成のバランスを取るために、適時キャラを入れ替えていく必要があります。
そうなるとレベル上げ作業がどうしても発生してしまい、ちょっと面倒くさいなと。
②移動は思ったほど自由ではない
あと、ゲーム開始時は世界中にキャラが散らばっていて、自由に好きなキャラのところへ行けそうな感じがしますが、実際には自分のレベルに応じたところしか行けません。
エリアによっては、適正レベルが10以上離れていたりするとほぼ瞬殺されます。
僕は主人公テリオンの1章をクリアした後、次は全体攻撃魔法が使える学者サイラスを仲間にしたいと思い移動を試みたのですが、敵モンスターが強いエリアがあり断念してしまいました。
ちなみにファストトラベルは、一度訪れた場所でないと出来ません。
③目が悪い人にはつらい
絵は奇麗なのですが、どこが歩けるところか分かりにくいです。
町でもフィールドでも、移動中によく引っ掛かり動けなくなる場面が頻繁に発生しました。
どれがオブジェクトなのか、よくわからない感じです。
あと建物の中に入って、いざ外へ出ようと思ったら、出口は?どこから入ってきたっけ?という事もしょっちゅうです。
森の中を移動している時は、これはわざとなんでしょうけど、前面に物影を映りこませて視界を遮るところがあり、これもストレスでした。
全体的に、どこが通れるのか通れないのかちょっとわかりにくい作りになっていて、特に最近目が悪くなった自分にはつらいものがありました。
④似たようなフィールドコマンド
各キャラの特技にフィールドコマンドというのがあります。
盗賊のテリオンであれば、「盗む」コマンドをNPCに仕掛けることで色んなアイテムや武器を盗むことが可能。
ですが似たようなのが別キャラで「買い取る」コマンドというのがあるのです。
「盗む」は成功率が設定してあり、失敗する時もあります。
4回失敗するとコマンドが使えなくなるペナルティがありますが、リセマラ繰り返せば成功率低くても確実に盗む事が可能です。
となると「買い取る」コマンドって必要?いつ使うの?となります。
同じように「聞き出す」というコマンドがあって、これはNPCが通常会話では喋らない内容を聞き出す事が可能で、サブストーリーのヒントだったり、隠れアイテムの場所などが分かるようになります。
これに類似したコマンドで「探る」というのがあるのですが、これは成功率が設定されていて、だったら「聞き出す」使えばよくね?となります。
このあたりはもっと他に無かったのかなぁと。
⑤仲間との関係性が希薄
8人のストーリーそれぞれありますけど、やっぱり8人分を全て追っかけるのは面倒くさいなと。
まあこれは、昔みたいにゲームをじっくり遊べなくなった自分の体質変化にも問題があるのですが。
ドラクエ4も各キャラの章に分かれていて、それぞれが面白かったなぁという思い出がありますが、今プレイしたらどう感じるのか分かりません。
かったるいと思うのかもしれない。
8人のキャラを全て楽しめるかどうかは人それぞれだと思いますが、それとは別に8人が一緒に旅をする動機付けが弱く、個々のストーリーやキャラ背景を作りこんでいる割にはそこが希薄で不自然さがあります。
例えば、僕が選んだ主人公の盗賊テリオンは、他人とつるむなんてまっぴらだみたいなセリフを言う割に、なぜ8人の仲間と行動を共にするのか理解に苦しみます。
こんな感じで、各地を訪れてはそこのキャラと何のきっかけもなく仲間になっていくのが、今ひとつしっくりこない感じなのです。
⑥ブレイク取れないとツライ
敵が固いです。
でもこれはレベル上げを頑張ろうとか、強い装備品を手に入れようという意欲に繋がるから、まあいいかと思ってます。
それにしても、弱点攻撃でブレイク取らないと辛い戦闘になるのは確かです。
ですが、弱点攻撃しても必ずしもブレイク取れるわけではありません。
レベルとかダメージ蓄積とかが関係してるんでしょうかね。
ブレイク取れたとしても、こちら側のブーストが溜まってなかったら効果薄くなるしで、戦闘はけっこうシビアです。
と、こんな感じで不満点もけっこう書いてしまいしたが、それでも丁寧に作りこんである良質なゲームなのは間違いないです。