【試写】新プロジェクトX「弱小タッグが世界を変えた ~カメラ付き携帯 反骨の逆転劇~」
「新プロジェクトX」については、私も注目していて、現代ビジネスさんで何度か言及の機会も頂戴しています。アクセスランキングでも比較的上位なので、世間的な注目度も高いかもしれません。
第1回の「スカイツリー」は正直83分見続けるのが苦痛でした。職員からも「途中で寝た」とか「そもそも見ていない」といった声が届きました。しかし、世帯視聴率はTBSのオールスター感謝祭と1位争いをしていたので、世間と私の感覚がズレているのかもしれません。
では第2回はどうだったか?結論的には、私は第一回以上に破綻した番組だと思いました。その理由を中心に一視聴者としての感想を述べます。
※私は大嫌いだったんだ。試写中に、「一視聴者として…」とか言い出すデスク・CPが。お前らもう視聴者感覚なんか喪っているだろう、と。
番組総評
新プロジェクトX「弱小タッグが世界を変えた ~カメラ付き携帯 反骨の逆転劇~
正確性:★★★☆☆
速報性:★☆☆☆☆
公平性:★★☆☆☆
演出的工夫:★☆☆☆☆
NHKらしさ:★★☆☆☆
合計:9/25点
オススメ度:★☆☆☆☆
【番組概要】
24年前の2000年、日本のJ-PHONEとSHARPが共同開発した「J-SH04」は、世界初のカメラ付き携帯電話であり、「写メール」機能を搭載していた。両社は業界の後発であったが、J-PHONEの高尾慶二とSHARPの山下晃司らエンジニアたちの尽力により、この革新的な製品を生み出した。
開発過程では、技術的な課題や社内の反対など、数多くの困難に直面したが、シャープきっての変人エンジニア・宮内氏をはじめとするエンジニアたちの努力によって解決され、製品は大ヒットとなった。この成功により、J-PHONEは業界第2位に躍進し、SHARPの携帯事業部も高収益部門となった。
カメラ付き携帯電話は、その後世界中で標準的な機能となり、人々のコミュニケーション方法を大きく変えた。開発に携わった人々は、その後も新たな挑戦を続けている。
試写した上での感想
イノベーションを生み出した反骨のエンジニアたちの物語、という立て付けは理解できた。しかし、ものづくりの本質に全く迫れておらず、正直かなり期待外れの内容だった。映像的にも、若干写真接写がマシになったとはいえ、「やらせ」に近い本人による再現が多用されており、懸念を抱いた。
構成の破綻が目立った
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