有能サラリーマン nor オタクの極み

何者かにならないといけないという強迫観念は、恐ろしいものではあるが私たちをレベルアップさせてくれるものだと思う。

「何者か」になろうとしたとき私たちが歩むことができる方面は主に2つあり、一つは仕事、もう一つは趣味だ。仕事がめちゃくちゃできる有能サラリーマンまたは経営者、もしくはある趣味に特化したオタク(ここでは敬称)の極みになるしかなさそうだ。

だけれど、僕はどちらの道もなんか胡散臭いと思う。偉そうにふんぞり返っている経営者も、圧倒的な知識量を有するオタクも何か大事なことを忘れているような気がしてならない。

大事なこと…?

きっと多くの人が忘れていること、それは幸福な人生とは何かであると思う。自分はできれば幸せな人生を歩みたいし、だれもが同じことを思っていると思う。でも日々幸せのことを考え、意識し、求めて生きている人はどれだけいるのだろうか?

幸せな人生とは何か。それは僕の数年の研究の結果と過去の偉い人の著書から考えるに、精神が平静なことである。十分なごはんが食べられて、寒さや暑さに困らず、体が健康で、精神が平静であること、これこそが幸せだと過去の偉人は言ってきた。そして、その幸せを自然は容易に与えてくれると。

経営者もオタクも人より卓越しているが、それは私たちが幸せになるために必要になる分を超過している。「何者か」になることは本質的に幸せに結びついていない。幸せに結びついていないことに人生の多くの時間を費やしている。もし私たちが生きるために必要なこと以外何もしなかったらどれだけ閑居と自由のある生活を送れるだろうか。まあ現実は厳しそうだけど。

私たちが歩むべき道

私たちが歩むべき道は仕事でも趣味でもなく、幸せな人生である。完璧に幸せな人生について知っている人はいない。でもだからこそそれを探求するべきだと思う。とはいえ幸福の観点から見て仕事や趣味が良いものである限りは頑張った方がいいとは思う。

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