MBTIの罠?
mbtiは今は有名で若い人ならだれもが知っていると思う。
2^4通りある性格診断で外向型とか内向型とかがわかるそうだ。
自己分析や人間関係の構築に使えたりするらしい。
ちなみに自分はINFPという社会不適合者だった。
ここ1週間少しはまってYouTubeでmbtiの動画を見ていたのだが、mbtiには少し落とし穴があるような気がしてきたので浅学ながら書いていきたいと思う。
mbti系の解説をする動画と言えば、
・このタイプの特徴
・このタイプの適職
・このタイプの得意なこと
と言った内容である。
例えば、感情型は他人の気持ちに寄り添うのが得意で、論理型は合理的に考えるのが得意であることとか。
また、INFPは社会不適合者だけどかくしかじかの良い点があるから自信もって生きようというふうに長所を伸ばすことを勧めるようなものも多いと思う。
しかしながらこの「得意なこと」こそ注意すべきものだと思う。というのも、性格診断というのは思考の癖であって能力の問題ではないからだ。人間の知性というのは平等に振り分けられている。感情型が論理的に考えられないわけでもないし、論理型が気持ちに寄り添うことができないわけではない。芸術家に向かなくても芸術家になることはできるだろう。
確かに性格が結果的に能力に結び付くかもしれないが、その性格にそもそもある能力が無かったり有ったりするわけではない。
また、「得意なこと」に対して「苦手なこと」も存在する。例えば感情型にとって論理は苦手だろう。だけど「苦手なこと」から眼を背けることも危険だと思う。
能力的にできないことは無いのだから欠点は補うことはできる。そうして得意も苦手もどちらも使えるようになるほうが得意に固執することよりも良い気がする。
総じてmbtiをすると同じ性格のコミュニティで固まったり長所を伸ばそうとして自分のタイプに自分の可能性を閉じ込めるようになる気がする。
「自分はINFPだから…」は、禁句にしたい。
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