【ご紹介シリーズ vol.5:選別プロセスリーダー兼〇〇 ロスニタさん】
みなさま、こんにちは!
カカオ農家の方々にスポットを当てたいという思いで書き綴っています、ご紹介シリーズのvol.5はロスニタさんです。
カカオ農家さんのことをもっともっと掘り下げて伝えたい!という思いでおりますが、現地KICの活動を支えてくれている仲間のことも声を大にして紹介したいなと思っていて、まだ仲間たちの紹介が続くことをお許しください!
本日ご紹介するのはアリフィンさんとタッグを組んでくれている(ことに勝手にしている)選別セクター担当のロスニタさんです。なんとヘルウィンさんの奥さんの小学校の頃からの同級生!サンティという名前の娘さんがおり、地域の方からはマ・サンティ(サンティのお母さんという意味)で呼ばれているため、私も普段はマ・サンティと呼んでいます。
カカオ豆を発酵し乾燥させた後の選別の工程を頑張ってくれています。収穫期である今は同時進行で選別作業も行うため、マ・サンティが信頼出来る地域のお母さんたちに声をかけてくれて、7名の選別スタッフを束ねてくれています。
そしてマ・サンティは他にも重要な役割を担ってくれています。それは「新しいプロジェクトの試作アシスタント」。あれをやってみよう、これはどうかなという吉野の新しいアイディアをこちらで試作してみる時に、もちろん私だけでは出来ないことが多々あります。そういった時にマ・サンティに作業のサポートをお願いしています。生チョコやドリンクとして商品化した「フルーツ発酵カカオ豆」も最初の試作から付き合ってくれていたりと、最初こそ怪訝な表情をしていましたが笑、今では「また新しい(変なこと)やるのね」という表情で淡々と一緒に準備してくれます。
マ・サンティは寡黙な方ですが、その分周りをよく見てくれていて、私が何か運んでいたら駆けつけて一緒に運んでくれたり、物を探していたら声をかけてくれたり、こないだカカオの果汁で滑って転んだ時にも駆け寄ってくれました笑。物腰が柔らかく、とても優しいので、私はマ・サンティと働きつつ日々穏やかな気持ちをもらっています。
色んなことを一緒にやりすぎているせいか、今やちょっとやそっとの試みでは驚かなくなりました。つまりマ・サンティをあっと驚かすことが出来ればそれは斬新なプロジェクトなのでは??と、今やマ・サンティを驚かすことを目標に頑張っています!
(現地駐在員 足立こころ)