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もっと、スラウェシ島!

「Dari K」の名前の所以のひとつでもあるKの形をした島、スラウェシ島。この島で採れたカカオ豆のみでDari Kのチョコレートが作られているので、この未踏の地に対する興味がムクムクと入道雲のように湧き上がるのが抑えきれずに、仕事中に調査という名目のもと、「スラウェシ島」と調べてみたのでした。
すると、陸生哺乳類の98%(サイトにより、記載が違うので確かなところは分かりません)が固有種で4つ牙イノシシのバルビサ、オーストラリア特有の有袋哺乳類などなど不思議な動物が暮らしているというのです。まさに動物王国!
海も近くて山もある。最高じゃないですかっ!とさらに調べていると、スラウェシシュリンプ、スラウェシヒラタクワガタという写真に行き当り、ついにはスラウェシブラックムカデという言葉が……。(虫好きな人は是非、検索ください。ムカデばかりを集めたサイトがあり、色んな人がいるものだなと驚くばかりです)
なぜか我が家では、捕まえたムカデは火あぶりにしなければいけないという伝統があり、幼い頃より火を付けられてパチパチと燃えるムカデを見て、すっかり苦手になってしまっている私。入社前より憧れのスラウェシ島が少しだけ、遠い存在になったのでした。

NOTE用写真

ちょっと話は逸れましたが、現地駐在員のアダさんによれば、現地法人KICでは、カカオ豆の一貫発酵などを行うことで、農園を持たない人たち、離婚しても街に働きに出るわけにはいかない女性たちにも雇用を生み出しているといいます。赤道直下の暑い日差しの農園での重労働が働き口の多くを占める中、KICの施設での仕事は「秘かな人気」なのだとか。
(これは、広報としては見逃せない重要なPRポイントなのに、そこまで語られたことがないDari Kの活動の一つ。機会を見てもっと発信していきたいと思うのは、私が同じ女性だからでしょうか)
そのスラウェシ島から遠く離れた日本にあり、恵まれた環境ではありながらも、“3人の子持ち”、“40代後半”、“17年のブランク”という枕詞に正社員登用を絶望視され、1年前までは企業から「理不尽な門前払い」を食らって歯噛みをしていた私も、Dari Kに救われた一人だよなぁと我が身を振り返りつつ、アダさんが「おかあさんたち」と愛情を込めて呼ぶ、KICで働く女性たちと、いつか語り合いたいと思ったのでした。

それにしても、いくら山間部にあるカカオ農園とはいえ、ムカデが早々出るわけではないですよね? アダさんも吉野さんも、現地に慣れ親しみ過ぎてアテにならないので、正確な情報を誰か下さい!

(広報・中崎)