マルコポーロも食べた!?サゴヤシデンプンのこと
サゴヤシデンプンってご存じですか? 古くは、かのマルコポーロが口述した『東方見聞録』に記録が残るものらしいです。
会社の電子レンジの上にポツンと載った「サゴヤシデンプン」を手に取って訝し気に見ていると、「是非、グルテンフリーのお菓子を作ってきてください」と満面の笑みで先輩社員の藤田さんに手渡されました。(藤田さんについては、別の項で語ることにします)
小麦粉よりも粒子が細かくて、片栗粉やタピオカ粉、コーンスターチと同様に上から押すとキシキシという音がします。
この「サゴヤシデンプン」は、Dari Kのカカオ豆の故郷でもあるインドネシア・スラウェシ島で採れたものなんだそうです。Dari Kの現地法人KICでは、雇用創出のために六次産業化も行っており、そのひとつにサゴヤシデンプンを使ったクッキーなどもお土産用に作っていると聞いています。
現地では、パンケーキのようなお好み焼きのようなものが作られているようですね。高い生産性があり、食糧難を考える上で注目の植物だとか、調べてみると色々と興味深い素材であることが分かりました。
*(注)袋は開ける前に撮影をすべきですね!!
入社以来、バタバタとしていて大好きなお菓子作りもする余裕がなかったのですが、久しぶりにサラダ油を使った簡単なクッキーを作りました。クッキーの生地には、アーモンドプードルと粉末にしたローストカカオ豆を入れて、最後にチョコチップとクランベリーを混ぜ込んでオーブンで20分。
とてもカカオの香り高いクッキーが焼き上がりました。ダリケーのクーベルとカカオ豆を入れると小学4年生のチビには苦かったようですが、高校生の息子や同僚には、酸味がきいていておいしいと評判でしたよ! サゴヤシデンプンが手に入らない場合には、コーンスターチで代用ください。
【材料】
小麦粉25g
サゴヤシデンプン25g
アーモンドプードル25g
カカオ豆(粉末にしたもの)25g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
きび砂糖 40g
サラダ油 大さじ2
水 大さじ1
クランベリー 一つかみ
クーベルチュールチョコレート(チョコチップ)ひとつかみ
【作り方】
① 粉類、きび砂糖、細かく刻んだクランベリー、クーベルチュールチョコレートをすべてボウルに入れて手でグルグルとお米を研ぐように混ぜる。空気を含んで、フワッと軽くなったら、サラダ油を入れて均一にいきわたるようにスプーンでグルグルと混ぜる。
② 水を少しずつ散らすように入れて、手でグルグル混ぜてひとまとめにする。
③ 一口大に丸めて、160度に予熱したオーブンで20分ほど焼く。
(広報部員・中崎 薫)