婚活事件簿:EXILEの策略と偽装
徐々に学んできた私は、「もう過剰に期待しない!」と決意しつつ
EXILE系ユウスケ君と会う約束をしました。
その日、仕事の打ち合わせが遅くまでかかりそう。
そこから近い場所で待ち合わせでもいい?
お互いやっと合わせられた日程だったので、ユウスケ君の仕事終わりで連絡をくれるということに。
そして当日連絡が来たのは21時過ぎ。
自宅からそう遠くない場所だったので、サクッと2時間お話しして終電コースだな、
と出掛けました。
Pairsで会うのはノブさんに続き2人目。
ユウスケ君は飛びぬけて写真がイケメンだったので、
なんだかちょっと緊張。。。
普段EXILE系男子と関わることがないもので。
指定された駅近くに行くと、階段の下からユウスケ君と思われる男性がこちらに向かって来ます。
こんばんは~
「ごめんねー!待たせちゃって。
あ、服可愛いね!
ネイビーとホワイトの組み合わせ一番好き。
じゃあ行こっか!あっちに知ってる店あるからさ。」
すっかり私の勝負服と化したネイビー×ホワイトをサラっと褒めつつ、
すぐにお店にエスコート。
めっちゃ慣れてる…!
お主、やるな…
実物のユウスケくんは写真よりもちょっとコンパクトな印象。
なんか、全体的に短い。
手足が、とかじゃなくて写真ではとてもスラッとしていたのです。縦に引き伸ばしたのかな?
やっぱ奇跡の1枚ってスゴイ。。
けれどオシャレだしイケメンであることは間違いなし。
するといきなり、
「写真より全然カワイイじゃん!」
と言われました。
ありがとう…笑
(短いとか思ってゴメンゴメンゴメン)
褒められてニヤニヤしていると、
着いたお店はこじゃれたワインバー。
店主と仲良さそうに挨拶していたユウスケ君。
「ここよく来るんだ。なんでも美味しいから好きなの頼んでね」
そう言って、お互いお酒が好きなこともわかっていたのでワインをボトルでオーダー。歳も同じで話は盛り上がりました。
今までどんな人と付き合った?
家族構成は?
やっぱりLINEでの会話より、面と向かって話すと相手のことがよくわかります。
アパレル関係の仕事をしていて顔も広いらしく、あえてアプリのイニシャルを変えていたことも判明。
写真でバレると思うけどな??
今までアプリで知り合った人と何人会った?と聞かれ、なぜかとっさに
初めてだよ!
と言ってしまった私。
なんとなく、男の人は初めて♡と言われた方が喜ぶのかな?って。
(あ、ノブさんのこと、なかったことにしてしまった…
ごめんやっぱりイケメンはテンションアガる⤴)
ユウスケ君は?と聞くと、
「俺も初めて」
絶対ウソーーーー!!!
と言いかけましたが、大人なのでそこはかわいくスルー。
ワインも飲み終わり、お店もそろそろ閉店の様子。
「もうちょっと話さない?
近くにもう一軒いい店あるんだ」
と言われ、終電まで少し時間があったのでもう一杯だけ行くことに。
テクテク並んで歩いていると、
目線が同じくらいなことに気が付きました。
あれ?
アプリのプロフィールではたしか私より10cm高かったような…?
私は身長が高いほうなので、自分と同じか高ければいいなと思って身長設定をしていました。
!そこで私は気が付きます。
ユウスケ⇒ちょっと高く
私⇒ちょっと低く(+ヒールの靴)
=お互いサバ読んでほぼ同じ身長の法則
アプリの身長設定って、年齢と違って認証が必要なワケではないのでいくらでも操作可能です。
年収も然り。
ただ、いずれバレます。
身長を盛っている男性は、ノッポの女子が低くサバ読んでいることもあるということをどうか頭の片隅に入れておいてください。
そんなことを考えながらしばらく歩いていると、目的のお店に到着。
地下のお店らしく、
「あいてるか見てくるからちょっと待ってて!」
と階段を下りていきました。
覗き込んでみると、
看板の電気がついていない。
駆け上がってくるユウスケ君。
「もう閉まっちゃってたわ~
ウチで飲み直そっか?ココからすぐだから」
…そういうことね!
結構歩いたんですよね。
サバの法則のこととか考えながら。
次の店に行くテイで自宅のほうへ誘導するなんて…!
お店がやってないこと、ほんとは知ってたんじゃないの?
EXILE系男子コワ!というよりも
そういうやり方があるのか!
と、ちょっと感心すらしてしまった夜でした。
さすがに初対面の男性の家に行くわけにはいかないので(EXILEの部屋ちょっと興味あったけど)
丁重にお断りしてタクシーで帰りました。