おしあい

主

『夜になりました』

22時を迎える針
小さな箱とにらめっこ
もぅすぐもぅすぐと
私の脳が疼いてアドレナリンを放出する

ふわふわの獣たちを
マリアのように抱きながら
心はヌメヌメの青黒い海に引きずられる

足を取られた　しまった
通りかかっただけなの
私は関係ないと　叫んでも
欲望に敗北していく
そこにあるのは…？

深夜0時
あなたとの時間が始まる
今か今かと待ち望み
私の心臓が食される準備をする

ふわふわの獣たちに
優しい声をかける反面
心はヌラヌラの赤黒いものに包まれる

足を取られたの　たまたま
通りすがっただけなのに
魅惑な声に誘われて
引きずり込まれたのは底なし沼
そこにいるモノは…？

お嬢さん
ここにお眠りなさい
君は僕のもので
僕は君のものだ

足を取られた　しまった
またやっちゃった
こんな界隈私には関係ない
叫んでも叫んでも

しまった　心臓を取られた
いいね♡のボタン1つで靡いたおバカさん
愛おしい怪物は私のもの
Doubt　手に入らない
怪物の血肉になるのなら
喜んでこの身を捧げるわ
…食べて