星が瞬かないこんな夜に
サンフランシスコ半年弱の滞在で二回も引っ越した話をこの前書いたが、さらにねたはたまりなんともう一度引っ越したので忘れないように書くことにした。
独房に住んで3週間ほど、
慣れって偉大で、正直ガタガタすぎる小屋の作りとうまくやるやり方を身につけつつあった。
そんな中2週間前の月曜、唐突にマネージャーに
「明日引越しだから」
と言われた。え??
しかも引越し先は学校からは遥かかなたの住宅街。え?
ロケーションで選んだ家だったし前日に退去命令なんてちゃんちゃらおかしいので、断固反対してやる!とおもったが住人みんな一斉に引越し準備をしている。どうなってんだよアメリカ。
てか翌日から滞在する家を探すのはこの街はほぼ無理ゲー(家賃がとても高い)、でももうこんなバカオーナーの家に住みたくねえ〜〜〜〜てかあと20で荷物まとめて帰国するのに引っ越したくね〜〜
もはやパッキングとアンパッキングを繰り返すお化けだ。
とにかく全く納得いかないので、学校の先生に協力してもらい、エアビーを通して抗議文を書いた。補償金を求めた。
弁護士の存在をチラつかせながら「次住む家との差額はらえオラ」と訴えたが、なぜか向こうも弁護士の影をチラ見せしてきたりして(脅迫だろ)最終的に「残り20日の滞在をバカオーナーの次の家(元住人たちの引越し先)4万で」で落ちつかされた。
もっと抗議しようと思っていたのたが、ブチ切れながらパッキングしているところにオーナーが現れてニヤニヤしながら謝ってきたのでなんとなく妥協してしまった。揉めるのって精神の消耗がすごいので…
被害者が補償を求めて起訴したりするのってものすごい疲れることなんだなと、世の中の被害者全員に想いを寄せた。悔しいし、向こうのせいなのにこっちの時間を食われるし、必ず補償が出るとは限らない中弱気になれないし、時間は勝手に進む。嫌なことだらけだ〜
そして新しい家はやっぱり学校から非常に遠かった。
しかもすぐ停電する。すでに4回してる。
真っ暗な中就活のための作文を書いたりして、前時代の作家たちの気分を味わった。スマホの光がありましたがまあ蛍みたいなものだ。
コロナウイルスもそれに乗じた差別も最悪にこわいけどとりあえず週末には帰国できるから耐え忍べ!
星の見えない日の私より。