土台さえあれば勉強は心配ない
4人の子どもたちがホームスクーリングで育ちました。4人とも、ただの一度も学校(小中高)へ行かず、習い事、塾、家庭教師なども皆無、誰からも勉強を教えてもらうことなく育ちました。一番上は、国立大学生(三重大学)です。2番目は、今年、難関国立大学を受験し不合格となり、1浪中です。来年、捲土重来を期します。
しかも、わが家はたいへんな田舎に住んでいて、周囲に子どもはごく少数です。
しかも、1番目と2番目は長期間のスランプ(数年間ほぼ勉強しない)がありました。
完全独学で国立大学に合格することが可能なのか?と驚かれますが、問題ありません。幼少期から土台をしっかり作ってきたので、あとは自分で勉強していけます。
ちなみに、私(父親)は京都大学卒業、妻は専門学校卒業です。私たちは学校嫌いではなく、いろいろな経緯ののちにホームスクーリングを選択し、いつでも学校路線へ変更できる余地を維持しながら、結果として完全独学となったというだけです。子どもたちが学校を行くことを希望すれば、当然ながら学校へ行かせていました。ホームスクーリングを目指したわけではなく、ホームスクーリングは結果です。その間、夫婦で勉強について勉強し、試行錯誤してきました。その果実をここで披露したいと思います。
私たちはホームスクーリングを勧めることはありません。ホームスクーリングがうまくいくには種々の条件が整う必要がありますし、親の努力もかなり必要です。学校という仕組みは、いくら問題山積だとしても、なくてはならないものです。
私がこれからお話しすることは、学校へ通っている子も、これから学校へ通う子も、学校へ行けない子も、すべての子たちが対象です。そして、どんなハンディがあろうとも、とくに経済的困難を抱えているご家庭にこそ、お伝えしたいです。ちょっとした文房具など、わずかの日常的な経費は必要ですが、大きなお金を必要とすることはありません。