ロイヤルナイトを観て
ロイヤルナイト英国女王の秘密の外出…を観た
エリザベス女王が即位する前の娘時代のお話
1945年戦勝記念の日にお忍びで街に出る
そこで妹のマーガレットと、はぐれてしまい
たまたまバスで隣に座った兵隊さんに
手伝って貰いながら妹を探す…
ザックリいうとそんなストーリーなのだが
国中が戦勝ムードで喜びに溢れているのを観て
私は複雑な気持ちになってしまった
もちろん私はまだ生まれてもいないから
想像でしか無いんだけど
同じ頃、敗戦した日本ではきっと
絶望のどん底にいたに違いないと
思ったからだ
日本中が焼け野原で原爆まで落とされて
女性や子供等一般市民が大量に殺されたのに
戦争に勝った方はこんなに大喜び
日本は英国に負けてないけどアメリカに
負けちゃった
連合軍としてドイツ、イタリアに勝った
という事であって
日本との戦いでは相当の戦死者を出してるはず
と負け惜しみを言ったところで
やはり戦争は勝ったものがちだ
歴史なんて戦勝国が作り替えたものだから
何百年も経たないと本当の事なんか
知らされない
もし日本があの戦争に勝っていたら
戦死した多くの若い兵隊さん達の魂は
報われたかも知れないとも思うけど
結局、戦争は殺し合いだ
勝っても負けても死ななくてもいい命を
奪い合う愚かなゲーム
いつまで経っても愚かな戦争は無くならず
理想論では片付かないのも現実
無抵抗で平和に暮らしていると
簡単に侵略しようと襲ってくる国がある
宗教の対立も止む事がない
異民族を受け入れられない
ジョンレノンのイマジンを思い出す
いつか必ずこの歌のように
愛がこの地球を覆い尽くす日がくることを
心から願う
でも抵抗勢力が強すぎて
何をどうして良いのか戸惑うばかりだ
皆んな平和に暮らしたい筈なのに
実現するのはまだ遠いのかなぁ
そんな所まで考えてしまう映画だった
英国って女王の時だけ繁栄する国だよね
次は皇太子が継ぐと思うけど
大丈夫かなぁ…
と老婆心が出ちゃったBa-baでした