レンタル障がい者をレンタルしたはなし
レンタル障がい者をレンタルしてきた。
レンタル障がい者をレンタルした理由
こないだの炎上の経緯とか、何が良いことで何が悪いこととかは、あんまり興味がないのでちゃんと調べてはないんだけど。
単純に彼の立ち回りを見ててあんまりウザくなさそうだなと思っていた。なので、DMで手始めにお菓子を贈与してみた。
その後、なんかよくわからないけどDMやらで雑談がはじまったりして、やりとりをしててもぜんぜんウザそうなかんじがなくて、フランクに話せそうだなと思っていた。
これがおおきな理由のひとつ。
あと、もうひとつおおきな理由がある。
僕は「誰かと遊ぶために外に出る」というのをたぶんここ8年間くらいやっていなかった。
友達がいないので。
ただ、ここ1年ちょいくらいはネットで知らない人と通話することを大量にやっており、長い時は7〜9時間くらい話したりするのでそこそこコミュニケーションを円滑に行う力はあるんだろうなとは思っていた。
でも、実際に会った時にどうなるかはわからない。
だから「自分が実際に他人と会った時に、ネットで知らない人と話すときと同じようにできるのか」みたいな問いがあり、興味があった。
そんな感じでいくつかの理由で彼をレンタルすることにした。
レンタルの流れ
レンタルするのにかかる費用は
基本的にはこの2つだけだ。
きっとおなかはすくので、ごはんはおごることになると思う。
今回かかったのは3000〜4000円程度。
あんまりコスパで考えるのは好きじゃないんだけど、今日は8時間あそんだんだけど、数千円で8時間遊んでくれる相手が来てくれるってのはコスパはめちゃくちゃいいとおもう。
まぁもちろん予定があったりするのともあるので、8時間あそべるかはわからないけど。
あとは「待ち合わせして会う」それだけ。
詳しくは以下を参照
レンタルして何をしたか
流れはざっくりこんな感じ
歩いてメシ食っておしゃべりしてただけだった
待ち合わせ
DMでやりとりをしつつ、駅前の交番で待ち合わせをした。
さっそくADHDが発動したのか、電車に乗る時間を少し間違えてすこし遅刻しててウケた。
そもそも「レンタル障がい者」という名前でなぞの活動をしており、上記noteにも障がいの名前が書いてあるので、このくらいは許容範囲。
まぁそれ以前に僕はちょっとルーズなかんじの方が好きなので、今日は丸一日使うつもりでゆとりをもって予定を空けていたから「そういうこともあるよね〜」というかんじだった。
おしゃべり
思ってたよりも話すひとだった。
思いつきで自分の話をいろいろしてくれる。
彼はけっこうものしりなので、話を聞くのが好きなひとにはいいと思う。
なんかしら話したい内容があれば話せば聞いてくれるし、コミュニケーションには何の問題もない。
というか普通に話してて楽しかった。
世界観が強い
彼は「まわりに調和する」よりも「自分の世界観や価値観でうごく」という感じがした。
具体的にいうと「環境問題」に昔から関心があったらしく、環境を悪くしないように日々の行動に気をつけていたりするらしい。
なので、そういうこだわりの強さを話の節々から感じるのが楽しかったりする。
世界観が強いので、社会の中でのルールにも関心がある。
それでポイ捨てがゆるせなかったりする。
ポイ捨ては謎ではないかもしれないけど、他にもそういう彼の世界観の中でのルールがいろいろあるようで、それがおもしろくてよかった。
お金儲けに向いてない
以前、与那国島でコーヒー屋さんをやっていて、1500円だかでコーヒー飲み放題のサブスクをやっていたらしいんだけど、1ヶ月やって利益が3000円とかだったらしい。
しかし、スマホアプリの放置ゲーか何かで、無意味にお金みたいなのがめちゃくちゃたまっていくのは好きだと言っていた。
もうこの時点で金儲けに向いていないのがわかる。
なんか「レンタル障がい者というサービスを金儲けに利用しようとしているんじゃないか」みたいなことを言っている人がどこかにいた気がするが、僕が会って話した限りでは、そもそも根本的にそういうことを考えて動けない人間であると判断した。
数字に強くて損得勘定で動けるマネージャーの必要性をかんじる。
レンタル障がい者の今後の展望
「ない」らしいです。
たしか普通に友達をつくりたくてはじめてそれで燃えちゃったと記憶しているけど、今後どうしていくかというのがなくて、普通に依頼が来て友達ができればそれでいいんだと思います。
寿司を奢ってもらった
僕があまりにも金がなくて「現在借金なうで今後も近いうちに引っ越しをしたりなんやかんや金がかかるのでかなりヤバい」とハナクソをほじりながらクズ感まるだしで話しました。
「なぜお前は金がないのにレンタル障がい者をレンタルしてるんだ」という感じですが、まぁそれはさておき、昼飯は僕が払ったんですが、夕飯でスーパーの寿司を奢ってもらいました。
たぶん同情して気を遣ってくれたんでしょう!やさしい!
おごってもらうのを目的としてレンタル障がい者をレンタルするのはお門違いなのでダメですが、この件でビジネス的な感じではないということが伝わるんじゃないかなと思います。
僕はアホなのでふつうに「食いたいなら買うよ〜」という感じでしたが、なんか先に同情されてしまい「俺が買うわ。一緒に食う?」というかんじでした。
奢って、奢りかえされて、ふつうに友達になっただけでした。
あ、あとパックの寿司を食べる時に、小さな袋に入ってる醤油あるじゃないですか。
あれの配分が下手すぎて、僕の醤油をちょっと彼にとられました。
めちゃくちゃわらった。
余談
他にもいろいろとおもしろいところはあったけど、それはじっさいに彼をレンタルしてからのお楽しみということで。
障がい者だからというより、僕はふつうに彼の個性が普段の行動によくあらわれていておもしろいな〜と思いながらずっと観察していました。
僕は一緒にいて不快を感じなかったのでとても楽しかったし「友達ができた、わ〜い」って感じです。
友達がいないひとは、るいくん(レンタル障がい者)と会って話してみるといいかもしれないですね。
あとは、今回は障がい者手帳の恩恵を受けなかったけど、介助者として同伴するのも良い経験になると思っている。
なので、次回レンタルするときは、美術館とかにいって障がい者手帳を使う流れなどを見たりしたいなと思っている。
これを契機として、色んな人と会っていきたいなと思った。
とても良い経験でした。
ところで、僕は今日るいくんの話をひたすら聞いて爆笑してきたわけなんですが、いぜんから対談をしていまして(とつぜんの宣伝)
自己紹介をDMで送ってもらって、僕が興味を持ったら、日程を決めてテキトーな通話アプリを使って通話するというものなんですが。
「友達が欲しいというよりもひたすら話を聞いてほしい」という人は僕に声をかけてみるとよいかもしれません。
僕はめちゃくちゃ話を聞いてめちゃくちゃ笑うだけなんですが、一日中話を聞いていられるという謎の特技があるので、興味がある人は上記noteを読んでみてね。
対談の他にも謎のDMをただ送りつける遊びもあるので、見てみてね。
オマケ
河原行って水切りやってたんだけど、うまいってほめられた。
んで、るいくんに撮ってもらった動画。