運試し擬人化【毎週ショートショートnote】
人魚姫は驚きました。
え、【運試し擬人化】ってまんま、わたしじゃん。
声かor足か。恋or死か。
そんなのは嫌。
人魚姫はバタフライで、魔女のところへ爆速で進みました。
「魔女ぉ本当は持ってるでしょ力。進化してるでしょ令和」
「そんな薬ないよ」
「そう?これ暴露しちゃおっかなー」
魔女の前でボイスレコーダーを再生しながら人魚姫はゆすりました。
とてもじゃないけど、ここには書けない悪業。
悪魚だった魔女の声が響きわたります。
「ヒィィー恐ろしい子だよ」
「薬よこしな!!」
人魚姫は、全て手に入れました。
しかし、それから数年後、魔女が現れたのです。
「やっほ。よろしくやってるじゃない。ふぅ。ついにこのときが来たね」
あの時の人魚姫の醜い罵声、魔女をゆする声。
「ヒィィーボイスレコーダー返しかよ!!」
元人魚姫は叫びました。
このまま週刊誌に載るのか否か。
バレるかバレないか。運試し。
御信用ナイフに映る顔は、幼い頃の美しい顔
ではありませんでした。
あなたのサポートがわたしの自信。とにかく生きる希望ー!