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聞き取り困難/聴覚情報処理障害

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2024年5月の記事一覧

LiD/ASDと注意の問題

かつて調べたときから、この問題といえば小渕さんという認識があった。
新しいものを見つけたので、ざっと読んでいく。

小渕千絵(2023). Listening difficulties(LiD)の評価とその課題

APDよりLiDを用いた論文が増えている。日本語訳は確定していない。

ADHDの不注意、ASDでは部分指向の注意特性や、広域への注意の切り替えの困難さがあるため、LiDに繋がる可能性が

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LiD/APDの自覚

聞き取り困難(Listening difficulties, LiD)あるいは聴覚情報処理障害(APD)だろうという話をする。

以前調べた頃にはAPDが主要な表現であり、自分もAPDの方で認識していた。ただ、最近ではLiDが用いられ、ただし邦訳は定着していないとのことである。
小渕千絵(2023). Listening difficulties(LiD)の評価とその課題
は後で中身を読むとして、

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