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皿うどんサラウンドの皿を割って話そう~ハンドルネーム爆誕秘話~

メルカリのフォロワー様の中でも、知る人ぞ知る私のハンドルネームの由来ですが、noteでは初見の方もいらっしゃいますので、ハンドルネームの爆誕秘話を一筆。




以前リンガーハットの
注文レジに並んでいると
前に並んでいた
爺さんが「さらうんど」
と注文。
店「?皿うどんですか?」
爺「そう、さらうんど」
店「皿うどんですね!」
爺「うん、さらうんど」
と聞き耳を立てざるを得ない
注文をしていた。

「何て面白い爺さんだ」
と、食べる時も近くに座り
向いに座る婆さんとの会話も
様子を伺った。

爺「これうまいんや さらうんど」
婆「堅いぱりぱりのやつやろ」
爺「この音もええんやさらうんど」

おい
最高にイカした会話してんじゃねえかっYO !

普通の爺さんに見えていたが
ラッパーだったのか。

私は婆さんがどんな返しをするのか
心躍らせ聞き耳を立てた。

婆「ふ〜ん」

あろうことかその婆さんは
皿っと受け流すではないか。

婆さんが流した爺さんのソウル
しかと私が受け止めたっ!

私はちゃんぽんを啜る手を止め
すぐさまそれをガラケーに
ガタガタとメモった。

あまりの興奮で
文字を打つ手は震えていた。

皿うどん サラウンド
音もええんや さらうんど
皿うどん サラウンド
皿っと流され さらうんど
皿うどん サラウンド
皿うどん サラウンド

ケンドリックラマーでも
こんなラップは踏めますまい。

私は注文時に笑いをこらえすぎて
皿うどんが頼めなかったばかりか
なんとか頼めたちゃんぽんですら
手の震えで文字を打つのに時間がかかり
麺を伸ばしてしまった。

その最高に面白くも
ちょっと悔しい思い出が発端となり
私のハンドルネーム
「皿うどんサラウンド」は爆誕した。

ちなみにその婆さんは
皿うどんでもなく
サラダうどんでもなく
マクドナルドのハンバーガーを
ふがふがと食べていた。

夫婦の会話に
こんな齟齬はよくあることだろうが
爺さんの言い間違いは
とりわけ秀でて秀逸だった。

一人感慨深く
残りの伸びたチャンポンを啜る。

皿うどんのパリパリ
ハンバーガーのふがふが
チャンポン麺のズルズル

三者三様のサラウンドが
京都の片田舎のフードコートに
不協和音として鳴り響いていた。

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