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受検結果を待つ、親の心の内②
「受検されたお子さんの親御さんへ」
?!
眠れない夜更けに、ネットサーフィンし辿り着いた掲示板。
そこには、高校生の保護者の方が投稿したメッセージがありました。
※文面は記憶を基に書き起こしました。一部読みにくい部分があるかもしれませんがご了承ください。
「この春から中学生が加わり、中高一貫校となる都立高校の保護者です。
今日から学校が再開されました。
子どもの学年は模試の日。普段なら先生が監督としてつくのですが、
今日はほぼ不在で、生徒たち自身で問題の回収や配布を行ったそうです。
先生は時折顔を出してくれていたものの、
こんなことは初めてだと子どもは驚いていました。
それだけ今、校内では先生方が必死に動いているのです。
適性検査の採点はとても大変な作業。
受検されたお子さんの未来がかかっているからこそ、
きっと丁寧に採点してくださっているはずです。
高校生も、そんな先生方の姿を見て、
羽目を外さずに模試を受けてきたそうです。
かわいい中学生の受け入れに向けて、
先生も高校生も、それぞれの持ち場で頑張っています。
合格発表までの日々は落ち着かず、不安な気持ちで過ごされることと思います。
少しでも気持ちが楽になればと思い、学校の様子をお伝えしました。」
この投稿を読んだ瞬間、
パソコンの前で嗚咽しました。
「こんな保護者のいる学校に、子どもを入れたい」
そう強く思い、この投稿を何度も何度も読み返しながら、
合格発表の日を待ちました。
時は流れ、2月。在校生になった息子たちの時も
高校生はやはり模試。
長男の保護者会で、この時期の話題になり、
「お子さんの思いが詰まった答案を見るのは
楽しくもあり、重責でもあります。
でも、答案の向こうにいるこの子たちに
春から会えるのかと思うと、疲れていても
ワクワクが勝ちます。出来ることならみんな入ってほしいと
いつも思いますよね、現場は。」とある先生がおっしゃっていました。
解答が記述って、大変だ、と言われますが
わが子の頑張りを、しっかり受け止めてもらえている、
そう思うと悪くないという気もしました。