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介護福祉士になるまでの道〜きっかけ①〜


私は、元介護福祉士の31歳主婦です。
今日は、介護福祉士になるまでの道のりをお伝えします。

きっかけ

小さい頃の夢は、ケーキ屋さん、お菓子屋さん、保育士さんと、好きなことを夢にかかげていました。小学5年生まで保育士になろうとしていた私でしたが、ピアノが苦手で習わなきゃいけないとか、残業があるとか、嫌なことばかり聞いていたら、迷っていた高学年の私。
そんな時、祖父が体調を崩し入院。
そこへ、お見舞いに行った私と母。
容体が悪く、話すことも、食事をとるとこも、目を開けることもできない祖父の姿を見て、唖然としたのを覚えています。
水で濡らした綿棒を、口に当てて、少しでも水分をあげて、緊張と恥ずかしさがありました。
そんな時、同室の斜め向かいのおばあちゃんが、水を飲みたそうに、ペットボトルを開けようとしているのに気づいた私。
おばあちゃんも弱っていたため、ペットボトルは開けれず、諦めようとしていました。
何を思ったのか私は、おばあちゃんの元に行き、「開けますか?」と、小さな声で聞き、ペットボトルを開けて、近くにあった吸い飲みに少しだけ水を入れ渡し、その場から離れました。
ペットボトルの水もすくなかったから、全部入れたら無くなってしまう。と思い、吸い飲みの半分もいかないくらいの量を渡すと、ゴクゴクと飲んで、「もうないの?」と、言わんばかりに、何も入ってない吸い飲みを飲み続けるおばあちゃん。

祖父のベッドから見ていた私は、
(あぁ、少なかったかな。)
(もっとのみたかったかな。)
(どのくらい飲みますか?とか聞けば良かった。)
(このくらいでいいですか?って聞けば良かった。 )
と、後悔したけど、またその場に行くことは出来なくて、スルーしてしまった20年前の私。
声をかけるのが恥ずかしい。
他の人に見られるのも恥ずかしい。
と、自分のことばかり考えてしまって、
目の前のおばあちゃんのことを1番に考えてあげれなかったことを後悔していました。

その日のことを親には言えず、数年経った頃、
祖父のお墓参りで親に伝えこんなことがあったんだ〜と、話すことができました。

その後悔という経験がが、自分を前に進めてくれた一歩になったんだと思っています。


次はきっかけ②もあるので、是非見てみてください🙌

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