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想像していなかった未来①

人は生まれる前に今回の人生のテーマや、クリアする項目を設定してきているんじゃないかと思う事があります。見た目や性格も全て設定出来て、ゲームのクエストのように、お金や人間関係、恋愛、仕事、健康などのそれぞれ沢山のクエストがあり、クリアすると次の展開が起こる、難易度も設定して生まれて来ているとしたら、、。
私の場合は、恋愛のカテゴリを難易度MAXにして来てしまった気がしています。生まれる前はこれくらいいけるだろう!と調子に乗って高くしてしまったのではないかと。そんな難易度強めの恋愛を体験してきた私が辿り着いた想像していなかった未来とは?

私の恋愛を振り返ると、不思議とほとんど耐え忍ぶ恋愛になってしまったんですよね。。例えば、高校3年生の時に付き合ったM君とは大学進学で静岡と山梨の遠距離恋愛を1年ほど続けました。その後M君は大学で他に好きな人ができてしまいお別れをしました。これはまだ序の口です。

その後大学3年生の時に留学した先のカナダで恋に落ちたのがマッチョで優しい眼差しのサウジアラビア人の男の子S。私は交換留学で来ていた為、付き合うと決めた数週間後には私は日本に帰国。そこから7年ほどカナダと日本の遠距離恋愛を続けました。その後も会えたのは数年に一度で、ずっとメールやSkypeで話す日々を過ごしました。結婚を真剣に考えていたのですが、宗教や距離など障害が多すぎると彼から告げられ破局。私はその頃彼の事がとても好きだったので未練がつのります。周りは友人の結婚ラッシュが続く中、こんなに頑張ってきたのに、なぜ私は幸せになれないのだろうと途方にくれました。

その頃は仕事で岡山にいたのですが、縁もゆかりもない土地だったので、破局をきっかけに地元の静岡に帰ろうと決意。静岡で仕事や結婚相手を見つけ、落ち着こうと思いました。

静岡の実家に戻ってからは非常勤の英会話講師として仕事も見つかり、大学生まで通っていたお寺の茶道教室に通いはじめたり、地元に残っていた高校や大学の友達とも交流したり、それなりに楽しく生活していました。ただ、地元の友人もほとんど結婚したり子供が産まれはじめていて、私も早く相手を見つけないと!と漠然と焦っていたのを覚えています。

そんな中、お寺の茶道教室の先生からお坊さんとのお見合いを紹介されます。6歳年上の公務員も両立されているお坊さんで、茶道をされているという共通の趣味もある方。会食の後、一度お出かけした後に結婚前提でお付き合いをする事に。手も繋いだ事がないまま彼やうちの両親に挨拶など、今考えるとその人の事を何も分かってないのにペース早すぎないか?と思いますが、その頃は結婚する事、家庭を持つ事がゴールになっていて何も問題ない!と思っていました。

数ヶ月後の7月の末に、いよいよ両家で顔を合わせて食事をしようという事になり、話が進められていたのですが、食事会の数日前、大好きだったサウジアラビア人の彼から数年ぶりに電話が来ました。私はその鳴る電話をつい、取ってしまいます。

#想像していなかった未来

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