《2》ラジオ放送のこと その1
子供のころから、ラジオが好きであった。
ながら族だった。
今でも興味がある、気になる。
ということで、ラジオについて想いを
巡らせたい。
1.学生時代の懐かしい番組
(1)小中学校時代の「ヤンタン」「ヤンリク」
小学校高学年頃から深夜放送を聞き始めていた。
関西にいたので、「ヤンタン」と「ヤンリク」は双璧であった。
「ヤンタン」
MBS毎日放送「ヤングタウン」
1967年より、今も続いている番組で、
曜日ごとにパーソナリティが変わり、
番組の趣が変化する。
私の印象に残っているパーソナリティは、
谷村新司、笑福亭鶴光、明石家さんま、
ばんばひろふみ、やしきたかじん、
土曜日公開録音をやってた若き三枝
(現文枝師匠)など。
とにかく、多彩なメンバーであった。
交通事故で亡くなった林家小染さんもやって
いたなぁ。
「ヤンリク」
ABC朝日放送「ヤングリクエスト」
真面目な感じ構成で、
はがきでのリクエスト中心、
ヒット曲が次々かかる番組。
オープニングにかかるテーマソングは
今でも覚えている。
「ヤンタン」の個性的さと対象的に、
朝日放送らしいスマートなシュッとした
番組であった。
(2)高校大学時代のオールナイトニッポン
もう、説明の必要のないくらいのメジャー番組。
当時、OBCラジオ大阪で聞いていた。
よく聴いていたのは、鶴光!中島みゆき!
吉田拓郎!
そういえば松山千春、ちー様のも聴いたなぁ。
そして、のめりこんだのはビートたけし‼
120分のカセットテープに録音して、
繰り返し聴いた。
放送作家の高田文夫との掛け合いのような進行も
おもしろかった。
今はほとんど興味ないが、その頃のたけしは
最高だった。
(3)その他:「五木寛之の夜」、
「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」
懐かしい番組、挙げだすときりがない。
今回は、あと2つ載せておこう。
「五木寛之の夜」
学生時代、五木寛之が好きだった。
エッセイも小説も大体読んでいた。
その五木寛之の声が聴けるというだけでも、
感激していた。うれしかった。
渋いサックス(かな?)をバックに語る
オープニングはこうである。
=「深夜の友は真の友」などといいます
けれども、こんな時間に独りで起きている
貴方は一体どんな人なんだろうと、いろいろ
考えながらマイクに向かっています。
人生は短く、夜もまた短い。
今日できることは明日に延ばして、
せめてこの深夜のひと時を。
今、この放送を聞いていらっしゃる深夜の友
と共感をいだきつつお送りする
ミッドナイトメッセージ。
「五木寛之の夜」です。=
かっこいい~、素敵ぃ~
となるよね。ならん?
YouTubeで、みっけ!
TBSラジオ 日曜日深夜「五木寛之の夜」オープニング (youtube.com)
「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」
これぞ、深夜放送、もうこんな番組できない
だろうなあという気がする。
若き笑福亭鶴瓶と放送作家の新野新先生が、
ひたすらしゃべる。
最初は、スポンサーもつかないので、
ずーっとしゃべりっぱなし。
終了時間もきっちり決まっていなかった
という、OBCラジオ大阪の番組。
一番印象に残っているのは、「おにぎり談義」。
誰の握ったおにぎりは食べれるけど、
誰が握ったのはよう食べれんという話を
延々としていた、ズーッと。
暗闇のなか、ジーッと二人の会話に
耳を傾けていたことが懐かしい。
途中から、千日前のお好み焼き屋「千房」
(いまでは、世界的なお店だが)の提供がつき、
社長自ら焼いたお好み焼きを放送中の二人に差し
入れるということもあった。
とにかく、二人のうだうだした会話に
はまるという番組であった。
ラジオが好きであった。まだまだ語りたいが、
今回はここまで。
次回「その2」を投稿します。