【夢日記】寝付きが悪いと見る夢も悪くなったよ

夜、毛布の上に布団を被り、その上にまた毛布を被せた三十層に包まって、耳元には音楽の再生リストを流しながら眠りにつくのを待ちました。
それでも時折、お三重布団と音楽の地層を貫通して聞こえてくる話し声。気にしないように意識すればするほど音を拾ってしまうという悪循環。
寝付きはきっと最悪でした。

精神が圧迫される夢でした。

寝る直前のコンディションがそのまま夢見に影響したかのように、綺麗に(全然麗しくは無い)私の心境が反映された夢。

参考として。
ハマったばかりの作品のキャラが1ヶ月の間に3回出てきたり、運転が怖くて嫌いで、車を運転する夢ではいつもブレーキが効かないという形で現れたりします。

1つ目の夢は、兄上が友人と何かやっている(カードショップのような)店にこっそり入店して兄上の動向を監視するシーンから始まりました。

兄上に見つかりそうになったので店を出ると、前方から男性が声を掛けてきます。「さっきもカードショップ内で何度かすれ違ったよね。良ければそこの喫茶店でお茶しない?」
私は断ります。

男性が去った後、私は自家用車が待つ駐車場に向かいました。喫茶店に入ってみて、もし男性も店にいたのならお茶してもいいかな、などと考えていました。

なんてことでしょう、私の車は荒らされていました。助手席側とその後ろ側の後部座席、つまりは車左半分のドアがぽっきり無くなっていました。後部座席に至っては、椅子が丸ごと無くなっています。バックドアは開きっぱなしで、荷室が湿っていました。
通報して警察に調べてもらっていると、友人から電話が。友人はこう言いました。

「少しタイミングが違ったら、盗人と鉢合わせて、殺されてたかもしれないよ!」

──さっきの喫茶誘い男は実は盗人の仲間で、私を喫茶店におびき寄せているうちに車を盗もうという算段だったようです。
監視されていたのは、どうやら私の方だったようで。
一歩間違えば殺されていたかもしれないと思ったら背筋が凍るようでした。

2つ目の夢は、母の運転する車で雪の積もる山道を走っています。私は、どうして山の上の方にあるコテージに向かっているのかと尋ねました。母は、分からない、ただ父がそこにおまえを連れて行けとしか聞いていないと答えます。
もうすぐ到着だ、というときに、それが親戚の集まりだったということが判明します。
私は猛反発しました。

『私が引きこもって病んでいることをどう言われるか。』

車から降ろされても、なんとか逃げようと柵を超えたり屋根の裏に隠れたり、画策します。
周囲を雪と雑木林に囲まれて、更に親戚に取り囲まれて、じりじりと追い詰められる被食者になった気分です。

ついには同年代の親戚(顔は何故か小学生時代のクラブチームのひとりだった)に見つかり、何か言われます(具体的なセリフは覚えていませんが、嫌に皮肉っぽい、あめった言葉だった)。
私はとにかく逃げたくて仕方なくて、雪山へ逃げます。木と葉で身を隠せるところ、とにかく高い場所へ、と強く念じれば、山より高い針葉樹のてっぺんに磁石で吸い寄せられるみたいに飛ぶことができました。
私は大抵、夢の中では、空のある一点を磁石だと思えば、その地点まで飛ぶことが出来ます。
手に持っているスマートフォンからは家族からの着信が後を絶ちません。どこにいるのかと聞いてくるに決まっているので、無視します。
私は丁度よく針葉樹林の中に隠れられそうな押し入れを見つけたので、そこに入って身を隠しました。

そこで目が覚めました。

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