製菓メモ#4 レモンドリズルケーキ
参考レシピ
StaceyWard著
「MorningtonCrescentTokyoの英国菓子」
レモン&ポピーシード ドリズルローフケーキ
レモンドリズルケーキとは
レモン果皮を入れて焼いたバターケーキに竹串で穴を開け、レモン果汁入りのアイシングをかけてしみこませたお菓子。
オールインワンメソッド
このレシピの作り方は、バターケーキの主な材料を全てボウルに入れた状態でハンドミキサーで混ぜるというもの。レシピ本によると、現在最も多く使われる手法。(おそらくイギリスで)
パウンドケーキ(カトルカール)で卵とバターが分離しないよう四苦八苦している身からすると、イギリスって大雑把だなぁとか、はたして美味しいのか?とか、色々不安になる。
作ってみた
材料は以下のとおり。
薄力粉
バター
砂糖
塩
卵
ベーキングパウダー
ブルーポピーシード
レモン果皮と果汁
粉糖
パウンドケーキよりベーキングパウダーの比率が多い。
型が小さかったようで(満水450ml程のパウンド型)焼いたら生地が溢れ出てしまった。
所感
まず形。パウンドケーキのように山形に膨らまなかった。(型と容量のせいもあるかもしれない)
焼成途中で生地が溢れ上面がいびつになったので、底を上にしてアイシングした。ついでに賞味期限の迫るピスタチオを発見したので振りかけてみた。
問題の味と食感。生地は塩の効果で甘さが強く残ったのでなくてもいいと思ったが、それ以外は問題なく美味しいバターケーキ。生地は酸味がなく甘いものの、アイシングで味が締まって食べやすい。
食感はしっとりとして少し重い。パウンドケーキに比べると少々キメは粗く素朴なケーキという印象だが、手軽に作った割に洒落た味だと思った。
まとめ
以前から感じていたが、イギリスはお菓子に関してメシマズではないと思う。たいてい茶色くて、粉!バター!砂糖!と無骨でおおらか(なイメージ)。洗練されたフランス菓子にはない素朴さが魅力。
本には初めて見るお菓子もたくさんあったので、機会があればまた作ってみたい。