「広報」と「PR」の違いを分かりやすく解説
広報とPRは、似た言葉で一緒だと思いがちだけど、実はちょっと違うことをしています。
広報とは？
情報発信を通じて企業や組織の認知度を高めることを目的とした活動で、イメージアップをはかることです。
広報の目的
会社のイメージを良くすること（「この会社、すごいな！」と思ってもらう）
商品のことをもっと知ってもらうこと（「この商品、欲しいな！」と思ってもらう）
もしもの時（例えば、何か悪いことが起きたとき）に、正しい情報を早く伝えること
広報の業務内容
情報発信
• プレスリリース、ニュースレター、SNS投稿の作成と配信。
• ウェブサイトやブログでのコンテンツ作成。メディア対応
• メディアからの問い合わせへの対応。
• メディアリストの管理・更新社内広報
• 社内向けニュースレターや報告書の作成。
• 従業員向けのイベントや勉強会の開催。モニタリング
• メディアでの企業・製品の露出をチェックし分析する。
• 世論や業界トレンドをモニタリングし、対応を計画する。イベント運営
• 展示会や広報キャンペーンの企画・実行。
• 取材ツアーのアレンジ。SNS・デジタル広報
• ソーシャルメディアでの情報発信。
• 広報活動のデジタル戦略の管理。
PRとは？
企業や組織が、外部のステークホルダー（顧客、投資家、地域社会、政府など）と良好な関係を築くための戦略的な活動を指します。
PRの目的
会社を信頼してもらうこと（「この会社なら大丈夫！」と思ってもらう）
会社と周りの人たちと仲良くなること（一緒に何かを作り上げたいと思ってもらう）
会社のファンを増やすこと（「この会社を応援したい！」と思ってもらう）
PRの業務内容
コミュニケーション戦略の策定
・組織のブランドイメージや目標に基づいたメッセージの構築。
・ターゲット層に応じたメディア選定や手法の計画。メディアリレーションズ
・メディア向けのプレスリリース作成。
・記者会見やメディア取材の対応・調整。危機管理（リスクマネジメント）
・問題や不祥事が発生した際の迅速な対応策の立案。
・社会やメディアへの適切な説明を行い、企業イメージを守る。イベント企画と実施
・製品発表会、セミナー、社会貢献活動（CSR）のイベント運営ステークホルダーとの関係構築
・地域社会や政府機関との連携・交渉。
・投資家向けの説明会や報告資料の作成。ブランド構築と維持
・企業の価値や理念を広め、長期的に支持を得る活動
まとめ
PRは長期的な関係構築が目的であり、戦略的、包括的な活動が中心です。
広報は具体的な情報発信を通じて短期的な成果を目指す傾向があります。
広報とPRは両輪で行うことで、より効果を発揮することができます。
できることから始めてみてみませんか？