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いまアツい話題のチェーン”Base”を用いたワークショップを大学生向けに開催しました


「Web3と名前はよく聞くものの、実際触れてみる機会もない上、概要について全く理解ができない。」

そのような声を社会で聞くなか、今回はそのような課題を少しでも解決すべく若者を対象にブロックチェーンワークショップを開催いたしました。
学生団体や起業家らがウォレット作成やオンチェーンネームの作成を体験。Web3のマスアダプション新時代へのドアを開きました。

概要

2024年9月22日、次世代のインターネット、特にWeb3の技術に関心を持つ大学生を対象としたBase Meetup & Workshopが開催されました。このイベントは、コミュニティパートナーに本郷Web3バレー、WeCreate3、Bankless Japanを迎え、Web3の技術的基盤を理解し、具体的なツールやプロジェクトを通じて実践的なスキルを習得することを目的としていました。

Baseについて

Baseは、EthereumのLayer 2として構築され、Web3のエコシステムを支える基盤技術です。このイベントでは、Baseの技術紹介から始まり、参加者が実際にスマートウォレットの作成やオンチェーン履歴書の作成を体験し、Web3の技術を自らの手で操作する機会が提供されました。さらに、参加者同士や運営チームとのネットワーキングセッションも設けられ、Web3エコシステムにおけるつながりを深める場となりました。
特に注目すべきは、イベントがJoba NetworkとBankless Japanの共同主催であったことです。JobaはWeb3に関する教育リソースを提供することで知られ、Bankless JapanはDAO(分散型自律組織)の日本支部として、Web3の技術普及に努めています。これにより、参加者は技術的な知識だけでなく、Web3の理念やコミュニティについても理解を深めることができました。
イベントは主に5つのセッションで構成されていました。受付からBaseの紹介、スマートウォレットの作成体験、オンチェーン履歴書の作成、そしてネットワーキングという流れで進行し、参加者はWeb3技術の基礎から応用までを包括的に学ぶことができました。このような実践的なワークショップは、特に学生にとって新しいテクノロジーへの理解を深める良い機会となりました。全体的に見て、Base Meetup & Workshopは、Web3への関心を持つ学生に対して、新しい可能性を開くイベントとなりました。

Baseについて行ったこと

Baseは、アメリカ大手暗号資産取引所であるCoinbase社が運営するEthereum上に構築されたLayer 2ソリューションで、オンチェーンアプリケーションの開発をより効率的かつコスト効果の高いものにするためのプラットフォームです。このワークショップでは、まずBaseの技術的な特徴とその意義が紹介されました。Baseのビジョンは、「1億人以上のユーザーと100万人以上の開発者が参加するオンチェーンエコノミーの構築」です。Ethereum Layer 1の高コストと遅延を解決するために設計されており、Baseはユーザーに安価で迅速なトランザクションを提供し、分散型アプリケーションの構築を容易にしています。特に「$0.01/トランザクション」という低コストが強調されました。
BaseがなぜEthereumを基盤として選んだのか、その理由も説明されました。Ethereumの強力なセキュリティと、エコシステムの豊富なツールがBaseの開発にとって最適なプラットフォームであるとされており、またBaseは分散型インフラの一部として、将来的により多くのユーザーと開発者を引きつけることが期待されています。また、Baseの特徴的な点として、トークンを発行しておらず、Ethereumのネイティブ資産であるETHをガス代として使用する点も説明されました。
ワークショップでは、参加者が実際にBaseを使って、スマートウォレットの作成やBaseネームの取得といった実践的な体験を通して、ブロックチェーン技術の具体的な活用方法を学びました。これにより、参加者はただ理論を学ぶだけでなく、実際のツールを操作することで、Web3技術を実践的に理解することができました。また、BaseがLayer 2としてどのように機能し、オンチェーンアプリの構築を支援するかについても詳しく学ぶことができました。こうした実践的なセッションは、特に技術に不慣れな参加者にとって大変貴重な学習体験となりました。


Joba代表 Marisa McKnight氏

Jobaについて

ワークショップの中で、もう一つ注目されたのがJoba Networkの紹介でした。Jobaは、Web3エコシステムにおける教育とスキル開発を推進するプラットフォームであり、特に学生や若手プロフェッショナルを対象にしています。Jobaは、ブロックチェーン技術に関するインターンプログラム求人プラットフォームや、SBTによるオンチェーン履歴書機能を提供し、次世代のWeb3リーダーを育成することを目的としています。ワークショップでは、Jobaが提供する教育リソースやプログラムについて紹介され、多くの参加者が興味を持つ様子が見られました。
実際、Jobaは今回のイベントの重要なパートナーであり、Base上でのプロジェクト開発やブロックチェーン技術の実践的な利用に関する豊富な情報を提供しました。参加者の中には、Jobaのインターンプログラムに参加したことをきっかけにWeb3に興味を持った人もおり、Jobaの活動がWeb3コミュニティに対してどれほどの影響力を持っているかがうかがえました。
また、Jobaのリソースを活用することで、参加者はオンチェーン履歴書を作成し、自分のスキルや成果をブロックチェーン上に記録することができました。このプロセスは、Web3技術がどのように日常生活やキャリアに適用できるかを具体的に示すものであり、多くの参加者にとって非常に価値のある体験となりました。特に、ブロックチェーン技術を実際に手で触れることができたことで、参加者はWeb3をより身近なものとして感じることができたようです。


参加者属性・感想

ワークショップには、多様なバックグラウンドを持つ参加者が集まりました。参加者の多くは日本国内の大学生で、特にWeb3技術に対する理解が浅い層も少なくありませんでした。事前アンケートによると、参加者の大部分はWeb3について中程度の理解を持っていましたが、イベント終了後には理解が深まり、Web3に対する興味も大幅に増したという結果が得られました。
具体的には、参加者の中にはWeb3プロジェクトを運営している起業家やエンジニアもおり、彼らは特に実践的な体験を通じて技術的なスキルを高めることができたと評価しています。例えば、「実際にクリプトのツールに触れる機会があったこと」を特に良かった点として挙げる参加者が多く、また「ウォレット作成やブロックチェーンの活用例を学べたこと」が印象に残ったという声も多く寄せられました。

今回のワークショップの参加者満足度をグラフで見ると、特に高い評価を得たのは「Web3への興味の向上」や「スマートウォレットの実践体験」です。
アンケート結果では、参加者の約80%が満足度8以上をつけており、10点満点の評価をつけた参加者も複数名いました。一方で改善点としては、より多くのバイリンガルの参加者がいると良いとの意見や、スマートウォレットの使い方をさらに簡単に説明する方法が必要だとのフィードバックがありました。これらの意見は、今後のイベント運営において、国際化やユーザーエクスペリエンスの向上を図るための貴重なアドバイスとなります。また、参加者属性としては、日本の学生に加え、台湾やタイからの参加者もおり、グローバルな視点からWeb3を学ぶ機会が提供されていたことが特徴的でした。

終わりに

今回のBase Meetup & Workshopは、大学生を中心にWeb3の技術とその応用を学ぶ場として成功を収めました。特に、Baseを利用したスマートウォレットの作成やオンチェーン履歴書の作成といった実践的な体験が、多くの参加者にとって非常に有意義なものとなり、Web3技術がどのように社会やキャリアに応用できるかを具体的に示すことができました。
さらに、Joba Networkとの連携により、Web3エコシステムにおける教育とスキル開発の重要性が強調され、今後もこのようなワークショップが継続して開催されることが期待されます。イベント後のフィードバックからも、参加者の多くがWeb3技術に対する興味を高め、さらに学びたいという意欲を示しており、これは主催者にとっても大きな成果と言えるでしょう。
今後の課題としては、国際的な参加者を増やし、さらに多様なバックグラウンドを持つ人々がWeb3技術に触れる機会を提供することが挙げられます。また、ユーザーエクスペリエンスの向上に向けた工夫も求められており、これらを踏まえた上で、次回のワークショップがどのように進化するかが期待されます。


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