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別れ2

昨日、父が荼毘に付されました。
こんな時期ですから、お通夜も告別式もありません。
お骨になった後、檀家のお寺でお経を上げていただき、引導を渡されました。

骨壺に納められて自宅に帰って来た訳です。

一週間の忌引きなので、少しだけ落ち着いて過ごす時間が出来ました。

でも、父の家近くに住むようになってからの約15年は「この本は父が面白がりそうだ」「この映画は父も楽しめそう」なんていう評価基準が出来上がってきていて、特にここ数年は父が外出して映画や観劇を出来なくなってしまったこともあって、本を貸して上げたり、DVDやBlu-rayを持って行ったり、あるいはBlu-rayに編集して上げたり、ということばかり。

父がいなくなって、まさに大きな判断基準が失われてしまいました。
何を見たり聞いたりしても、面白くないような・・・・・・

改めて、自分にとっては大きい存在でしたが、これを乗り越えて行くのが、誰しもの通る道なのでしょうか。

寂しいですね。

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