そんなバナナ
最近ハマっているのがセブンイレブンの「そんなバナナ」です。
180円ですから、安くはないです。
バナナミルク専門店のバナナミルク飲料で、通常は賞味期限20分(!)のものらしいのですが、セブンイレブンで販売できるくらいに工夫されたものらしいです・・・・・・よく分かりませんが。
調べてみると、昨年の9月に吉祥寺店が閉店しています・・・・・・これも知らなかったぁ。
世界中で流通しているバナナの半分以上がキャベンディッシュという品種だそうです。
前世紀の半ばまではグロスミッチェルという品種が最も多く栽培されていたそうなのですが、パナマ病によって壊滅。現在は生産量は1割程度で、なかなか口にする機会はないそうです。
実はグロスミッチェルの方が甘くて美味しいらしいのです。ですから、昔のバナナの方が美味しかったと年配の方が仰っていても、あながち嘘ではないと・・・・・・・
さてグロスミッチェルを壊滅させたパナマ病はフザリウムという真菌(カビの一種)が原因だそうですが、キャベンディッシュにはこのカビに対する耐性があり、そのせいで取って代わりました。
ところが1989年に台湾でフザリウムに新しいTR4という種類が検出。
キャベンディッシュもこのTR4に対しては耐性がなく、被害が広がっているそうです。
2019年まではこのTR4の拡大は南米には及ばず、食い止められていたのですが、昨年遂に感染が確認。
そうなると、キャベンディッシュも絶滅の道を辿りそうだと悲観的な予測がなされています。
子供の頃はバナナは高級品で、バナナケーキは憧れのおやつでした。
高いからこそバナナのたたき売りには黒山の人だかりが出来て、少しでも安く買おうとしていたのかな?
今やバナナは安い食品と化していますが、そんな価値観もいつまで続くか分かりませんね。