生活空間内の「銀座の一等地」
生活空間内には使いにくい場所と使いやすい場所があります。
例えば押入れの上段の奥や床下収納などは使いづらですが、逆にしゃがんだり背伸びもせずに使える高さの場所はとてもやすいです。
私はそのような良い場所を「銀座の一等地」と勝手によく言っています。
調べたらリアルな銀座一等地の価格は1平方メートルあたり5300万円もするそうです。
コンビニのレジ横に冬になるとおでんが置いてありますが、あの狭いスペースでセブンイレブンだと1日2万円の売上げがあると聞いた事もあります。
このようにどんなに狭いスペースでも良い場所はまさに銀座の一等地になる可能性はあります。
銀座の一等地には収納場所とそれ以外の場合がある
①収納場所の銀座の一等地
職場で頻繁に使用するモノが棚の高い場所にあることが多々ありました。
長年その状況で働いていた先輩達はそれが当たり前だったので何の疑問も持たずに使用していましたが、整理して銀座の一等地を作り、頻繁に使用するモノをそこへ移動させたらとても使いやすくなったと感謝されました。
収納空間を整理する目的は、このように銀座の一等地に使用する頻度が一番高いモノを収納し、そして使用頻度が下がるにつれて場所の良さも順番に下げていくことだと思っています。
なのでモノの使用頻度と使いやすく場所の順番の両方を把握していくことがとても重要かもしれません。
②収納空間ではない銀座の一等地
自宅だと例えば玄関の下駄箱の上などはちょうど良い高さの場所で生活動線上にでもあるので自然とモノが起きやすくどんどん溜まってカオスになりやすい場所でもあります。
せっかく良い場所なのにそこがモノで埋もれていては勿体無いです。
出かける時に必ず使う鍵や財布など使用頻度が1番高いモノのみ置くことは良いと思います。
また基本それ以外の日常生活品は置かずに、花やお気に入りのインテリアを1つ置くなどはおすすめです。美術館の展示物が美しいのは展示物の周りに大きくスペースがあるから、それと同じ感覚です。
断捨離する究極の2つの目的
①銀座の一等地を開拓して、より生活しやすいように活用すること
モノの量が過剰になれば使いやすい場所、使いにくい場所の区分けも無くなり銀座の一等地も自然と埋もれてしまいます。職場が正にそうだったように良い場所が活用出来ていないととても不便で生産性も下がります。日常生活空間では、毎日無意識によく使っているモノの場所を少し改善するだけで本当快適に生活が出来るようになります。
②なるべく広い空間で気持ち良く生活する為に
ほとんどの人には広いお家に住みたいという欲望があると思います。それはただモノをたくさん置きたいという意味ではなく、広々とした空間に常に身を置きたいという気持ちからではないでしょうか?チェックインして初めてドアを開けて入ったホテルの部屋のようなすっきりした広い空間、あの感じです。
その為にも使っていないモノはなるべく手放しその出来た空間を味わうことは、微々たることかも知れませんが、広くなった空間を味わうことと同じかなと私は思っています。
またそうすると銀座の一等地の空間も自ずと生まれてくるので、そこへお気に入りの絵や置き物、植物などを置くと更に良い空間になります。
最後に
色々と書きましたが、我が家も上記の事が全部出来ている訳ではありません。あくまでも私の中の理想をアウトプットしていますが少しずつ改善をしています。
一人暮らしだったらすぐに出来ていたかも知れませんが、今は嫁も娘たちもいるのでその辺の折り合いも必要になるのでなかなか難しい現状もあります。
逆に身の回りに雑然とモノに囲まれていた方が落ち着くという人もよく聞きます。知り合いのある人は、綺麗に整いすぎている空間は寂しいと言っていました。ホテルの部屋に着くとすぐに家から持ってきた私物を出してあえて散らかすという著名人の話をテレビで聞いたこともあります。
そのような価値観の自分と逆の人とも私は交流してお話を積極的に聞きたいなと思っていますので、もしこの私のnote読んでいる逆の価値観の人にも今後ともよろしくお願いします。