好きなライブ
【別にええねんけど】
があります。 これは尊敬するCOWCOWさんのトークイベントです。
出演者があらゆる事柄の「別にええねんけど‥‥」という口上から、みんなで「確かにそやな!」「まあ、別にええけどな。。気になるよな?」みたいなことを喋っていくというのがテーマです。
本当に他愛もない話から、そして、唸るようなお話しまで芸人特有の切り口が各々あって僕は好きなんです。 まだバンビーノがルミネに出演し始めたぐらいの時に呼んで頂きまして、僕は『別にええねんけど賞』を頂けました。
本当に少しだけですが、東京の先輩に認めてもらえた気がして、嬉しかった覚えがあります。それからというもの、ルミネの楽屋ではまるでオーディションのように多田さんに「これはどうですか?」とトークを披露する芸人が現れたり、「今の気になるなー」という視点をメモするような日課になりました。
もちろん、その気付きから本ネタが生まれるなんて事もあります。
実は、ダンソンだってそう。
『別にええねんけど』と思いながらふと気付いてメモしたものです。
「ゾウを呼ぶ時の合図って1匹ずつ合図違うんや。。。」
ほんまに、他愛もない事をメモしただけ。
この気づきがダンソンを生みました。
芸人のクセというとカッコいいですが、日常を過ごす中で、「あれ?今のおかしくないか?」「あ、絶対、変な奴や。ずっと見てたら事件起こるかも」 「今のあの店員の言い方オモロいな。」
など、すべてを辿ると『別にええねんけど』に繋がるような気がするのです。
「気づく」
このセンサーが僕は芸人特有の能力だと思っていて。 一般人の方が普通に通り過ぎそうな所に違和感を持っていることだと思います。
COWCOWさんの『あたりまえ体操』だって皆からしたら本当に当然のことをあたりまえじゃないように具現化したのがあのネタだと思います。
あらゆる芸人があたりまえ過ぎて気がつかなかったところにフォーカスする能力。
僕もピッスッキリ体操という体操ネタを持っていたんですが「やられたなーっ、、」とコンビで話したことを思い出します。そんな近い所に落ちてたかって。
手元にある気付けそうな所をどの芸人も気付けなかったことの悔しさ。 そして、リズムに乗せることでみんなに分かりやすく伝わり、素人も玄人も『あたりまえやんけ!」と笑ってしまうということ。
悔しいのと同時に、同じ芸人として「くぅーーーーっ」と思いました。先に気づけなかったことの悔しさと俺がこのジャンルは先に気づかなあかんよな?という自問自答をしました。
ここからは面白いかどうかはさておき、メモに残っていたものを発表していきますこんな風にメモしてるんだ!?と思ってもらえたら。
まず、
『さすまた』
学校や職場で、急に侵入者が来た時の応対訓練する時あるでしょ!? 実際に犯人役が暴れて襲ってくるやつ。
あの時の「さすまた」
あれ、犯人を撃退するのにベストな道具やと思います?
訓練のVTRをご覧くださいってニュース流れてきたんよ。 大人が何人もさすまた持って追いかけてたけど、誰も捕まえれてなかった。
さすまたは知ってはいるけど、あれ何?
武器なんか?防具なんか?すら分からん。
さすまたって分からんことが多いねん。
さすまたで強盗と凶悪犯を捕まえる自信ある人?ってアンケートしたらほぼ手上がらんと思う。
皆、さすまたにそこまで信用ないやろ?
でも、信用のない道具を本番では絶対使わんやん!!
こんなに技術が進歩して、海外には実際に犯人の体を傷つけないようなスタンガンとかもあるのに、日本はまださすまたで訓練してる。
さすまたで犯人と距離を取るっていう理屈は分かるねん。 ただ、そもそもあんな小さい湾曲の部分に犯人がスポッと入ることがあんのか?? ほんで、さすまたにスポッと入ったとしてなんやねんっていう、、。
さすまた使った後が1番分からん。
ずっと押し込み続けるのがベスト?? じゃあ持久戦用の道具だ。
この時代に、日本はまださすまたを使っている。さすまたってほんまにベストなん??っていう話。
別にええねんけど、、、、『桑まんみたい』
TVを見て箸やスプーンの持ち方が悪い人を見た時、
「桑まんか!?」というツッコミ。あれもうやめよう!
トランペット吹けるアーティストから始まって、バカ殿とかバラエティーもいけるマルチタレント。
でも、1番認知されたことがスプーンの持ち方! これは変えていこう!
桑マンってもっと出来ることあるから。名前も良いし! その箸とかの持ち方とかの例えの時だけ名前出してくるのはもうやめよう!ツッコミはアップデートしていこう。
別にええねんけど、、、
30歳超えてんのに、『僕シャイなんで。』っていう人がいるんですけど、あれはただの努力不足です。
特に、初対面でシャイって言っておけば可愛いかな?とかあんまり喋んなくていいかな?とか思うかもなんだけど、良い大人のシャイって恥ずかしいよ。
俳優とかイケメンに多いんやけど、口数が少ないとか対応力がないのを『シャイ』という単語で済ませれるのは若いうちだけやと思ってます。
30超えて、または40を超えてシャイというのは、今までの人生でこういうシチュエーションを想定していない。または、接したことのないタイプの相手に対して会話の引き出しが開かない。 それは今までの人生の努力不足の結果です。
僕は『今』あなたと会話してるんです。
顔がかっこいいから話さなくても済んできたとか、家にずっと居たからこんなアッパー系の人と絡んだことがないとか。
『今』の会話にそんなバックグラウンド気にして喋ってくれる人はいないよ。
日本にはこの『シャイ』と言うと何となく許される傾向にあるけど、良い大人が『シャイなんで、、、』って言うのは、僕は『このシチュエーションにおいて何を喋ればいいかわかりません』というメッセージだと受け取ります。
人間は生きていたら沢山の人と出会って、お話をしてそのTPOに応じてちゃんと会話というものを楽しんでこれたなら「シャイ」という単語ってそんな簡単に口から出ないと思います。
『シャイ』という盾を捨てましょう。
まだ会話もしてないのに、シャイの一言で片付ける人は気をつけたほうがいいです。歳を重ねるのと共に『SHY』はネガティブワードに変身します。
別にええねんけど、、、コンサートとかのアンコールね。
あれはもう絶対あるやつなん?
アンコール3回もあるっていうのはアンコールの範囲内なの?
でも披露した曲は6曲くらいよ。
もうセットリストにアンコール込みで組んでない?
アンコールってお客さんが本当に名残惜しくて1回だけ出てくるのが価値があるんじゃないの??
そこで、LIVEでやっていない曲とか最後盛り上がる曲やって大拍手で終わるんちゃうん?
3回目とかになったら、「また?」っていう人もおるよ。その時点で気持ち的にはLIVEが長いよ。 2回目くらいまで拍手してて、3回目のアンコールの拍手が起こった時に笑ってる人何人かおるやん! アーティストって笑われたらアカンみたいなところがあると思うんやけど。カッコつけれる所はカッコつけて終わっていいんよ。
笑わせるのは良いのよ、笑われてまでアンコールしなくていいって話ね。
アンコールあるしなーってお客さんが当たり前に思ってなぁなぁでやってるのも俺は嫌よ。当たり前じゃないんよ、アンコールって。
大きい声で「また会いましょう〜! ありがとうございましたー!!』って頭下げたら大拍手の中終わっていいんよ。
本当にお客さんが熱狂して、自分たちも気持ちが収まりつかなくなってもう一回あるかないかがアンコールなんよ。
10回に1回しかないアンコールの方がレアやし嬉しいよ!
お客さんのアンコールに対して、何も出てこなくてもいいんよ、自分がやり切ったら。
だから、今日決めようよ。アンコールは絶対に1回が盛り上がるよ。
これをトークでは面白おかしく言わなあかんのか、、、、。
ちょっとむずいな、途中、独自の主観の変なことも言うてた。寝よ。
拝啓 サポートメンバー様 自分の時間を有効に使おうとnoteを始めてみました。自分のプライベートに誰が興味あんねんっていう気持ちもありますが、メモはしてるけど発表しなかったことや、ボツネタとかも出来る限り続けてみますので、サポートをよろしくお願いします。ニーブラ敬具