相手の立場になるということ　〜藤田とサメの話〜

いや、真面目っ！真面目っ！！　芸人やからもっとフランクな軽いやつでええねん！

自転車のチリンチリンを敢えて使わずに、咳払いやブレーキ音で警告音出してくるやつに思わず笑ってしまう。でおなじみバンビーノの石山です。

『よく相手の立場になって物事を考えなさい』と先生や家族に言われた事がある人が多いのではないでしょうか？　例えば、相方の藤田君。　彼は時折、デリカシーのない発言をします。軽失言とでもいいましょうか？　地雷発言とでもいいましょうか？　加えて、少しサイコパス的要素も備えています。　彼はデリカシーのないカエルです🐸写真を見てください、私服も緑です。

彼の気になる軽失言があると僕はすかさず携帯にメモを取ります。　いつかトークで話す為に、どこかで披露する為に。　それが、今ですね。（笑）

藤田本人は僕にメモを取られていたことをここで初めて知ることになるでしょう！　だって本人はきっと自分の地雷に気づいてない。

今回は無料noteにします。

今まで読者の方には100円を融資して頂きましたが、今回だけは藤田の直すべき所と僕の主観による記事なので無料で安心して読んでください。

無念です。ニーブラ。

例えば、こんなことがありました。

スポーツ祭りの営業が池袋方面近くのあまり聞いたことのない駅の近くでありました！　確かに最寄駅も分かりにくく、現場までは少し複雑なルートでした。しかもその日はあいにくの大雨。僕たちのサッカー教室は野外の芝グラウンドで行われます。

お昼が過ぎたその時です。僕らのサッカー教室の時間になると、太陽が出てサンサンと晴れてくれたのでした。　サッカー教室は奇跡的な晴れ間に救われたのですっ！！　無事にサッカーが出来てみんなの顔もホクホクでございました。　そして、グラウンドから自分たちの楽屋に帰る様子を現地のスポーツスタッフとバンビーノのリアルな会話でお送りします。

スタッフ　『いや〜、さすがバンビーノさん持ってますねぇー！本当に晴れて良かったです！』

石山　『いやいやいや、少し雨降ったからか涼しかったですしね！　ラッキーですね〜やっぱりサッカーへの想いが伝わったんかなぁ〜！？ほんま晴れて良かった！』とおどけてみせる僕。

藤田　『これ大雨やったら嫌やもんなぁ〜』

え？　

うそん？今、完全に言うたよな？あかんでっ！！

いや？　嫌？　IYA？　いやいやいや、嫌？　

どの書き方をしてもオブラートに包めないぞ！藤田！しかも、地雷発言やったことに多分気づいてなくて笑っているっ！！　

完全にスタッフさんの前で大雨やったら嫌って言うた。

まず、大雨でもやる可能性があったからね。大雨でも頂いた仕事やから、お前みたいな動物が判断する資格はないんだニーブラ！その発言は下手したらバンビーノの、なんやったら俺のサッカー仕事もなくなる可能性あるよ。この藤田のオフサイド発言に、顔面キックオフしてやろうと思いましたが、周りのスタッフも見事にスルーしていたので、いざ僕の携帯へキーパーキャッチ。

せっかく奇跡の晴れ時間に心が躍り、無事に仕事終わった安堵感から現地スタッフさんと楽しく喋っていたのに。　

藤田　「これ大雨では嫌やもんなー。」

この一言で台無しになる可能性があるんだよ。『例え、雨で嫌やったとしてもそんなにハッキリ言うたらあかんねん！』

で、1番タチが悪いのは本人に記憶が無いということね。自分も完璧な人間ではないけれど心掛けていることはある。

自分の知らないところで自分の発言に誰かが『ん？』って気にしてる事があるということ。

今回のこれが作り話やったら俺はイカツイよ（笑）　でも、鮮明に覚えているんだ。残念ながらメモにしっかりと残っちゃってる。

ただ、安心して欲しい。

軽失言は実はまだまだある。

おいおいおい！とその時は止めれなかった地雷発射。

この日は特に真骨頂が出ていた日で実はこの後にもう1発出てしまう！じゃあ、いくね。

スポーツ祭りも無事に終わった帰り道、またも大雨が降り始めてしまい、気を遣ったスポーツスタッフさんが

『バンビーノさん、タクシー出しましょうか？？』

ありがたいっ！こんな煮っ転がし芸人なんかにもタクシー出してくれるって！雨で濡れたら風邪ひくからって。　優しいっ！　

石山『いいんですか？じゃあ一台お願いします！』

スタッフ　『藤田さん、どうします？』

藤田　『タクシー、僕は大丈夫です！　あの変な駅で帰ります』

え？

うそやん？

マジ？　

言うたな？　

『変な』って要るか？？　

タクシー僕は大丈夫です！までは百歩譲って良かった！　向こうも交通費かからんし、藤田もなんか俺は気を遣えたと思ったんかもしれん。でも、その一瞬のおごりがMr.軽率の魂を呼び起こしてしまった。。。　このイベントは地元の人しか集まらないスポーツ祭りやから。　『変な』とか言うたらあかんねん！　確かに道は複雑で、そんなとこに駅あるんや！？って場所やったけど。
地元の人はその駅を普段使ってるからそれが普通やねん！　その人にとっては『変』ではない。

ノリで軽く返したとしても、実は地雷を踏んでることは日常生活でもあるはず。そして、

この発言の時に誰かに似てるなぁ〜って思ってたら、、、、、

ナダルや！！

これってナダルと同じミスやん！！（笑）アイロンヘッドのナポリのイキ過ぎてる時もそういう日があるけどな。　ナダル→カエル→ナポリなんだ。

自分自身も気をつけて見ておかないとなって思うけど、ナダルとナポリの間に入っている時が要注意だ！　今日、ヤバイぞ！って日が人によってはあるけれども、この日はきっとその日だったのだろう。

あと統計的に藤田のこういう発言が出るときの状況は油断してる時や気の抜けてる時が多い。

この日は何日間か大雨でイベントが流れまくって休みが続いた。そして久しぶりに藤田に会った日だ。　少しでも時間が空くと地雷を持って現場に帰ってくる。　その日の仕事は夜の営業だけの日とか。お昼は芸人スイッチをOFFにして家族と居たのだろう。そのスイッチが切り替えれないまま大学生の感じで現場に来ると絶対に変なこと言うてる気がする。　なんせお笑いに携わらなくなる時間が長ければ長いほど彼は武器を持って帰ってくるのだ。　心の奥の地雷を軽く仕掛け始める。　僕はさながら地雷処理班だ。　とにかく見えないところから突然、地雷を仕掛け出す。　時すでに遅しケースが多いが、地雷が出たあとに回収を命じるしかない。そして、地雷の数を減らすんだ、ここはそんな場所じゃない！と何回も訴え続けることだ。そうやって地雷の絶対数を減らす。それが13年この戦車に乗ってきた僕の操縦術だ。

また、軽率な発言が出たら次は本人にも直接言ってみようと思うけれども、今後は私の軽率警察が出動しないことを願います。　ちょっと警察と軍の話みたいになったけども、、

相方の話はさておき、次はその類の話として最近思ったことを書きます。

自粛中に時間が余ってるので昔の名作とかそういうのを改めて観てみようと思ってバックトゥザフューチャーやETなどの作品を観たわけでございます。 その時にサメのJAWS［ジョーズ］も観たんですよ。

知ってますか？人喰いザメの話です。　鮮血が飛び散る海の恐怖を煽りまくるあの映画です。そこで僕は思いました。

なんか人喰いザメっていう言葉あれ本当に合ってるかな？と。

　ここからはサメの立場になって考えさせてもらいます。

ていうのも、サメは始めっから海にいるんですよ。　ようは海はサメにとって家なんです。人間も海にサメが住んでることをもちろん知っている訳です。

サメの立場からいうと『夏ぐらいに人間が大群で押し寄せてくる』　

これだけでも凄いストレスです。　逆の立場なってみて下さい。夏になると知らない部外者が家に大群で来ると思ってください。

いつもどおり暮らしてたサメがちょっと人間の前に現れたら『うわぁーサメや！！』って大騒ぎされる！！　　皆さん、サメの気持ちになってみて下さい。

サメは『もうええって！毎年このシーズンどうなってんねん！！お前ら自分から海に来たやん！　』って。

ほんで、調べたんです。サメって普通は人間食べないんですよ。プランクトンや普通の魚とかを食べるんですよ。あと、決定的やなって思ったのはサメってあんまり視力が良くないんです。

それやのに！！　

それやのに！！

人間は足にフィンとかつけて魚の形に自分から近づいてくる。ほんで間違えて襲ったら人喰いザメやと大騒ぎするんです。　サーフィンもそうです。魚と間違えて襲われた！ほんで人喰いザメや！ってそれはあまりもの言い草！

全部、人間の都合！！　サメは目悪いんやって。

逆やて。　人間が魚に寄せてきてんねんて。　

サメは自分から人間を食べたいわけじゃないんです。　人間が寄ってきたから間違って食べてもうてる感じなんです。

だから、僕は人喰いザメって表現は違うと思います。

正しくは『サメ喰われ人間』です。

人間がサメに喰われにいってると。

『サメ喰われ人間」が海に集まっている🏖

だから、ジョーズは人喰いザメのパニックムービーじゃないんですよ。人間のエゴが詰まった、ただの自殺ムービーです。

相手の立場を考えていたらサメの気持ちにもなれるはずです。

夏の川で亡くなる人もそうです。　川で死んだんじゃない。

川に死にに行ってるんだと。

川はただ流れてただけや、人間を殺す気なんてこれっぽっちもないんやと。

すまん、相手の気持ちを考え過ぎた、、、頭おかしくなりそうや。　軽率な発言してまうぐらい能天気に暮らしたい。

ありがとう、読んでくれて。　時折、サポートしてくれてる方も本当にありがとう。　なんとかそれを糧に連続して投稿出来ている。感謝