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住まい手さんインタビュー#02遠慮せず想いを伝える
率直に想いを伝えること
それが満足のいく
家づくりへの第一歩
今回は、30代のご夫婦と
小さなお子様2人の4人家族をインタビュー。
保育園を考える頃となり、土地探しから
家づくりをスタートされました。
約1年半で土地の購入から
住まいの完成までスムーズに進行。
家づくりのストーリーをお伺いしました。
【house infomation】
家族構成:ご夫婦+お子様2人
敷地環境:和歌山市
敷地面積 264.47㎡(80.00坪)
延床面積 116.35㎡(35.20坪)
竣工:2020年3月
構造:木造平屋建て(在来構法)
断熱性能:UA値0.33W/㎡K・
Q値1.75W/㎡K・
ηAC値1.0・ηAH値1.9
気密性能:C値0.5c㎡/㎡
耐震等級:3(許容応力度等計算)/
認定長期優良住宅取得
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01.プロローグ
大きな地震も懸念されている地域柄、
安心できる耐震性能を担保したい。
そして日々の快適性に直結する
断熱性能も満足できるものにしたい。
デザイン性と性能を両立できる工務店で
家づくりをしたかったと話すお施主様。
ハウスメーカー等大手他社様へも
ご見学にまわられたそうですが、
弊社が手掛けたOB様邸をご覧になり、
「自社大工を抱える地域工務店は
精度が安定しており、丁寧なものづくりが
できるだろう」という期待を
強くお持ちくださいました。
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同時に進めていた土地探しも順調に運び、
本格的なプランニングを開始。
南東・北東側が接道し、真南から約45度
西に振ったゆとりある敷地に計画されたのは、
コの字型の平屋。
ご夫婦共にゆったりとした住環境で
育たれたご経験から、住宅密集地での
暮らしにためらいがあったのですが、
コの字型の建物を計画したことで、
公道や隣家からの音や視線のバッファーとなり、
中庭を眺めながらのびやかに過ごせる
空間をとても気に入ってくださいました。
敷地が真南を向いておらず、
日射取得には不利といわれる土地ですが、
中庭に面した窓と吹き抜けの長側窓から
日差しを存分に採り入れて明るく暖かな室内に。
中庭はお子様との遊び場としても
活躍しています。
02.平屋を選んだ理由
玄関からの廊下を抜けると、
天井が高く明るいLDKが広がります。
LDKを真ん中に左右に水回りと和室が繋がり、
中庭に面した廊下を進むと主寝室や
子供部屋といった個室にたどり着く間取りで
活動的に利用したい共用部と
静かに過ごしたい個室部が
うまくわけられている印象です。
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また、平屋建てについては、
設計を担当した弊社代表からの
提案だったといいます。
敷地条件や耐震性、安定した温熱環境などの
条件を考えての提案でしたが、
当初平屋を想定していなかったご家族は、
この提案に改めて自分たちの理想の暮らしを
具体的に見直してみることに。
2階があることのメリットは何か。
それは自分たちが求めていることか。
将来、自身が高齢になった時を考えると
LDKと寝室は1階にあった方が良い。
子ども部屋は2階のイメージですが、
家族がリビングで集まる時間を
大切にしたいし、家族の気配を感じていたい。
家づくりで家族が最も大切にしたい
想いに沿うのは、平屋建てなのでは
ないだろうか、と結論づきます。
そして、実際の暮らしの感想を伺ったところ、
とても満足しておられるとのこと。
「キッチンで炊事など家事をしている時、
子どもがリビングや庭、和室など、
どこで遊んでいてもちゃんと様子がわかるので、
手が離せなくても安心して見守っていられる。
子育て世帯にも平屋は便利です。」とお話しくださいました。
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03.LDKがもっと好きな空間に
この家でのお気に入りの
過ごし方についてもお伺いしました。
「キッチンから中庭の風景を眺める瞬間が好き」
と、奥様が教えてくださいました。
「私は台所仕事がものすごく好きという
わけではないのですが、
この家で過ごすようになって、
キッチンにいる時間が
苦にならなくなりました。」
主な拠点であるLDKからの家事動線が良く、
炊事場となるキッチンが使いやすくて
気持ちの良い空間であることは、
多くの方が希望されるはず。
生活する中に生じる「家事の時間」の
負担を減らし、心地良く行える環境を整える
ことは、快適な暮らしをつくる上で
大切な課題ですね。
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「以前は出かけることが好きだったので、
コロナ禍で家に閉じこもっていた期間、
気が滅入るんじゃないかと心配でしたが、
この家での時間が心地良くて。
出かける機会が必然的に少なくなりました。
今でも家で休日を過ごす日が多いです。」
リビングの一角にある収納を兼ねた壁面を
飾る水槽では、ご主人の大切な熱帯魚が
優雅に泳ぎまわっています。
「打合せの折に、自宅で熱帯魚を飼っている話は
しましたが、ここまでしてほしいと頼んでは
いなかったんですけどね。」と笑うご主人。
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LDKでの時間をご夫婦共に
お楽しみいただけているご様子が伺えました。
04.想いを伝える
「浅井良工務店での打合せが楽しかった」と
振り返るご夫婦。
「最初ははっきりした家づくりのイメージは
持ち合わせていませんでした。
曖昧なままで『こんな感じ』と伝えたら、
それをしっかり汲み取り具現化してくれます。
『あぁ、そうそう!それそれ』となって、
私たちのイメージがさらに具体的なものに
深まっていきました。それが楽しかったです。」
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「自分たちが家を建てる時、
友人の経験談もたくさん聞きました。
ある友人は、プランニング段階で
小さな違和感を覚えたそうなのですが、
素人意見だからと遠慮して
気になったことを最後まで
伝えなかったそうなのです。
結局家が建って住んでみても
その違和感が残ったままとなり、
とても後悔していると話してくれました。
だから、私たちも希望や要望は些細なことでも
伝えました。具体的なイメージが
まとまっていなくても、
つくり手の方と想いを共有することは
諦めない方が良いです。」
注文住宅はお客様の希望に寄り添って
つくり上げるものです。
無理難題と思われることでも、
まずは伝えてほしいと私たちも考えています。
本例のお施主様同様、
実際にお住まい心地の感想をお伺いしていると、
私たちの想像を超えてより良く
住みこなしてくださっている例に
度々出会います。
それは私たちとしても、
とてもありがたく嬉しいことです。
そしてそれは、プランニング段階から、
きちんと想いが共有できていたからだと
考えています。
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お客様と想いを共有する過程は、
つくり手にとっても、永く愛していただける
家をつくる上で、非常に大切なことなのです。
家づくりは誰にとっても
人生でそう何度も訪れる経験ではありません。
はじめて家づくりをされる方が
ほとんどでしょう。
その時に、「どんな家にしたいか」、
「どんな暮らしが理想か」というイメージを
明確に伝えられる方は少ないかもしれませんが、
断片的なイメージしか持ち合わせていなくても、
予算内に収まらないかもと思っても、
まずはぜひ、積極的に
伝えてみてほしいと思います。
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