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これからの家づくり~断熱等級のスタンダード~
『電気代・ガス代が気になって、
満足に冷暖房が使えない。』
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問題は従来の住まいの
断熱性能の低さにあります。
我が国は断熱後進国といわれるほど、
世界の中でも建物の断熱性能の面で、
遅れをとっています。
しかし、国を挙げて現在推進している
カーボンニュートラルの実現に向けた
取り組みの一環として、
段階的に建物の省エネ基準が引き上げられ、
これに伴って住まいの断熱性能も
高い基準が求められるようになっています。
建築はどのように変わるのか。
これからの家づくりのスタンダードとは。
今回は、断熱性能等級の引き上げと、
それが私たちの暮らしにどのように
関連しているかについて考えていきます。
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断熱性能等級とは?
「断熱性能等級」とは、
住宅の断熱性能を数値化したものです。
これまでの住まいは、1999年に制定された、
断熱等級4が最上位等級でした。
そして、2022年に大変革が起きました。
実に23年ぶりに、これより上位等級となる、
断熱等級5、6、7が一気に新設されたのです。
さらに、2025年建築基準法の改正に伴い、
断熱性能等級4が適合義務化されることと
なりました。
つまり、断熱等級4以下の建物は
不適格となり、建築できなく
なるということです。
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健康的で快適な暮らしがかなう
温熱性能のリアル
数字だけでは温熱レベルが
イメージしづらいと思うのですが、
『断熱性能等級5』は、
いわゆるZEH水準の住宅です。
以下はサーモカメラで定点観測した
断熱性能別の室内の様子です。
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調査結果とエネルギー消費率を
ご覧いただければわかる通り、
断熱等級4は部屋全体が寒く、
等級5では上半身は暖かいものの、
足元は冷えています。
等級6になるとようやく温かみが
身体全体で感じられるようになりました。
また、消費エネルギーの面でも、
等級4と6を比較すると、
暖房エネルギーだけでも
約半分のコストカットに
繋がっていることがわかります。
さらに等級7になれば、
自然エネルギーの循環だけで、
日中は無暖房でも快適に
過ごせるといわれています。
したがって、改正法では、
断熱等級4が適合義務化基準と
なるわけですが、
健康的かつ快適と感じる室内環境には
これより高いレベルの断熱性能は
必須といえるでしょう。
さらに、より高い断熱性能であるほど、
暮らしの省エネ化も実現できます。
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『断熱等級6』以上の
メリット・デメリットは?
健康を害すことのない暖かさと
エネルギーコストの削減を両立させるために、
『断熱等級6以上』がスタンダードな時代に
なっていくことは間違いありません。
一方でデメリットがあるとすれば、
それは建築にかかるコストでしょう。
しかし、断熱等級の適合基準は
2030年には等級5に引き上げられる
見込みとなっており、
低等級で建築された住まいは
不適格住宅となるばかりではなく、
快適性や健康を考える上でも、
ランニングコストや資産価値
といった視点から見ても
メリットは少ないです。
新しい住まいをご検討中の方は、
断熱等級6以上で建てられることが
おすすめです。
また、省エネ住宅の新築や
既存住宅の省エネ化リフォームについては、
補助金制度も整えられています。
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弊社でも家づくりにおいて性能面を
重要視しています。
改正法に準拠するだけでなく、
最も多く補助金を受けられるレベルの
省エネ性能を備えた家づくりを
以前から基本的に標準仕様として
おこなっています。
快適かつ健康的で省エネに住まえる
性能にこだわりをお持ちの方は、
ぜひ一度弊社までご相談ください。
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