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世界中から注目されるアートの島  「直島」を訪れて

米倉誠一郎先生主催の 「世界元気塾」
https://sekaigenkijuku.com/

の講師の1人、 ㈱ホッピービバレッジ代表の
ホッピーミーナこと 石渡美奈さんの
石渡塾に 通わせて頂いています。    

大学の先輩でもあり、25年くらいお世話になっています。                草間彌生さんを世界的に有名にした水玉のかぼちゃ


瀬戸内海の小島で アートの島として、
世界中から 年間50万人も訪れる直島に
塾生とお伺いしました。


 瀬戸内海は霧島とならぶ、 国内初の国立公園。
 直島は戦後の経済発展の 開発により、
豊かな自然が 破壊され、それも廃れると 過疎の島に。

 それを救ったのが、
現在のベネッセホールディングス 旧福武書店。
我が家ももれなく、「しまじろう」 にはお世話になりました。

 今回の特別ゲストで参加 して頂いた、
福武總一郎さんが 先代の遺志をうけ、
1987年から 島の開発に。

福武さんご本人による講演もして頂きました
米倉先生司会のパネルディスカッション

 安藤忠雄氏の設計による アートホテル、
さまざまな 美術館を地域の方々も巻込み
ながら開発されました。


島民の方と共に創生していった直島メソッド
本当に明るく元気な島のおじいちゃん、おばあちゃんが沢山います


「経済は文化の下僕である」

という、強烈な意志のもと
何百億円を投じ、自然の景観を
残しながら、アートの島として
開発されていかれました。

このプロジェクトを推進された強烈なバリュー


現在は、TIME紙で世界で 訪れる
べき場所トップ50の中 に選ばれるまでに。



 島中に世界的アート作品が あり、
小さな島に外国人観光客 が溢れている、
信じられない ような光景が広がっていました。


珍しい木造の安藤忠雄作品の建物
荒廃した島の氏神様をアートとコラボレーションして復興
古い古民家をアート作品として再生。町の至ところにアート作品があります。
ベネッセホテルのラウンジ
ホテルの庭にも沢山のアート作品があります



来年、新たな美術館を 建設中とのことで、
そこに世界的な中国人 アーチストの
作品を展示 されるそう。

どうしても、その作品を 購入したく、
所有者を確認 すると、ヨーロッパの
国立 銀行が所有者でした。


福武さんは、自ら現地へ赴き
交渉されたそうです。


そこで所有者の銀行から 言われたのが


「直島において くれるならお譲りします」


何もない過疎の3000人の 小さな島が
ここまでのブランド となるのは
すごいことだと思います。


東京一極集中の偏った
日本の経済のあり方と、
自然破壊をする人間への 怒りと、
それでも諦めない 深い愛情がここまでの
ことを 成し遂げられたのだ肌で感じ ました。

・・・

人を動かす情熱と アートの力を
圧倒的に 浴びることが出来る島です。


また、来年、新たな美術館が
出きたら再訪したいと思います。

違うフェリーで帰る仲間も一緒に最後の記念撮影


追伸、 美術館の一つに
「地中美術館」
https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html


があります。


地上の豊かな自然の景観を
損ねないようにその名の通り、
地中地下3階まで堀られた中
にある美術館です。

上からみると、地中にあるのが分かります。                        これを建設した鹿島建設の職人さんたちもものすごい技量です。



その美術館は、モネの睡蓮の
巨大な一枚の絵を飾るために
作られています。


普通は、美術館を作って
そこに展示する作品を集めると
思いますが、この美術館は
モネの睡蓮を最高の状態で
見て頂くために作られています。


自然光の取り入れ方、
柱の作り、モネの作品を
最大限、引き立てる「光」をモチーフにした
ウォルター・デ・マリアと
ジェームズ・タレルの作品。

君たちはどう生きるか?のシーンに出てきそうな異次元空間でした
これは体験しないと分からない不思議な光の世界です


モネ愛がダダもれです。

地中美術館HPよりモネの部屋。この絵の展示の為に全てが設計されています。


モネが晩年書いた、
睡蓮の 池まで植栽なども含め再現 されています。。

モネの絵そのものです。完全にやられました・・・


モネは大好きで、
上野の 西洋美術館に度々、
モネだけを 観に行くくらい好きなんですが
モネを愛する心に脱帽、、、


モネが好きな方であれば、
必ず訪れた方が良い美術館です。



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