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「完了主義」が成長の秘訣だと思った話

改めて「完了主義」が大事だなと思ったという話です

まず完了主義ってなんでしょうか?

完了主義とは、物事を「終わらせる・完結させる」事を第一にした、行動におけるものの考え方です。

比べられる言葉として、「完璧主義」というものがあります。これはあらゆることに対して「100%の満足を得る必要がある」という考え方です。

ビジネスマンにとって、仕事をすすめていく上でどちらが重要か?と問われれば、間違いなく「完了主義」でしょう。

ビジネスの世界には「納期」という時間の成約があるので、「100%満足のいく仕事」よりも「仕事を完結させることができる」事が重要とされています。アートの世界で「完璧主義」は価値の有ることかもしれませんが、納期を過ぎて良いものを作っても、余り評価されることが無いのが辛い現実です。

頭では分かっているんですよ、頭では…。

「完了主義」に切り替えて仕事を終える事ができた

先日ウェブサイト修正に伴って、写真撮影のお仕事も併せて請けました。
【サイトの制作や修正・写真撮影・撮影写真の編集とサイトへの反映】
これらをまとめて一括で行うことに価値があると考えているぼくは、これらの仕事を張り切ってやっていきました。

その中の「写真撮影」のフェーズの出来事。場面は早朝4時のまだ太陽が登っていない、街灯の灯りが頼りになる港。海風がとても冷たくて、外に出たもののその空気に車に服を取りに戻ったくらい。

港で海産物の収穫状況やその収穫した商品の撮影のお仕事でした。

順調に撮影をスタートさせていたのですが…なんと途中でカメラのファインダー(カメラで撮影する際に除く小窓)を覗いている方のコンタクトレンズが、突如外れるというビックリハプニングが起こりました!

そんな事はこれまで一度もなく、まったくの想定外…。
(まぁ今思えば想定できなくもないかと反省)

早朝で視界も悪く、更に痛いほどの寒気…慣れていない片方の目でファインダーで覗きながらの撮影…精神的な焦りと「良い写真を撮らなければイケナイ!」と言う思いに

(どうしよう…)

と、一瞬ですがフリーズ状態に陥りました。

まだまだ商品撮影もやっていかなくてはいけない、こうしている間にも、お客さんは作業を進めている、時間は後何時間有る?このペースで進んでいては終わらないのではないか?

(いやいや、馬鹿野郎!それならまず終わらせることを考えて、逆算しろ!!)

と、そう自分に喝を入れました。

そうして考えるとあら不思議、今自分がこの瞬間にやっている作業にかける事ができる手間(時間)はどのくらい?と考え出し、自然と作業スピードが上がってきました。

もちろんやっつけ仕事をするわけではありません。ちゃんとピントの合った、使える写真を自分なりに考えながらの仕事をしましたョ。

多少時間はオーバーしたものの、結果として無事撮影は終わりました。

ピンチで精神的に負荷がかかった事で逆に集中できたのかもしれない

片目が見えなくなるハンデは正直厳しいものがありました。ぼくの利き目は左目で、今回ハプニングがあったのはその左目だったのです。

通常カメラは右目でファインダーを覗くように作られています。…が、左目が利き目のぼくはファインダーを左目で覗くのが普通になってしまってたんです。

それだけに今回のことは大変な負荷がかかりました…が!それだけに「なんとかしなくては!」感がいつもの3倍くらいになり、神経が研ぎ澄まされた気がします。

ピンチな時に解決策を探す…負荷はかかりますが、脳内をフル回転させる事で結果集中力が増したのかもしれません。

まとめ~進捗が危ないと感じたら終わらせる事を第一に考えてみよう

長々と書きましたが、これもよくある「仕事においての意識的な学び」になります。
タイトルにもある通り、「完了主義」であることが第一であることが大切だなと強く感じました。

なんとしても完了させるぞ!という意識が、今回はピンチによって意識されたので良い学びになりました。

逆に、もし両目が見えている状態で100%にこだわった撮影を続けていたら…もしかすると終わってなかったのではないか??と頭をよぎりましたね。

追い込まれたときの思考方法、物事を具体化して解決に導く方法

僕の場合は今回の経験を振り返った時に感じたのは、具体的に「どう行動するべきか?」と考えることができた事が、今回の成功(?)体験につながったのかなと考えています。

具体的に考える力は、ここ最近はより強く持たなくては行けない力だなと感じているところです。
いわゆる「仕事ができる人」とカテゴライズされている人は、大なり小なりこの能力に長けている部分があると感じています。(共通している、と感じている)

例えば「料理ができる人」と「料理ができない人」との差は、その材料の準備から使用する道具、調理工程、盛り付け等、ひとつひとつ具体化していけるかどうか?で判断することができます。

この能力は基礎的な「考え方」の部分であり、ある程度ハウツー的に身につける事ができます。
こちらの「13歳から鍛える具体と抽象」という本をおすすめします。
※もう少し難しい本でも大丈夫だよ!というかたはこちらをおすすめします

これはどの職業、どの年齢でも、いつでも誰でも使える思考法なので、ぜひ読んでみて身につけてみて下さい。


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