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【良い写真】とは何か?について考えてみる

【良い写真】とは何か?というとっても抽象的なテーマでお話をしてみたいと思います。


【良い写真】とは何でしょうか?具体的に考えるなら【感じ方それぞれだから人による】というのが答えなのですが、ここではあくまで限りなく抽象的に、できる限り共通する【良い写真】とは?を考えてみたいと思います。

結論から言うと、【心が動く写真】がいわゆる【良い写真】になると考えています。なので、極端に言うとスマートフォンのカメラでも、良い写真は撮影できるし、10年以上前のデジタルカメラでも、写ルンですでも良い写真は撮れるんだなと考えています。どんな方法でもその写真を見たときに、「おっ」と感じるとそれは良い写真認定されるのです。

【良い】とは見た相手が感じる心の揺れ動きだと思っている

やはり小さくても大きくても、心の揺れ動きがあれば【良い写真】になり得ると思っています。
ここの、心の揺れ動き、とは例えば太陽の光が美しい壮大な景色の写真だと、「おっ、キレイ!」(=美しいという感情が芽生えた)という心の動きがそれになります。
例えば、田舎で子どもたちがランドセルを背負って元気よく横断歩道を駆けている写真に、見た人が過去の自分や自分の子供を思い出して心に何かが生まれれば、それは【良い写真】になります。
例えば、焼きたて焼き色の付いたバンズに水滴の付いたみずみずしいライトグリーンのレタス、目に見える程の粗挽きコショウがかかった肉汁たっぷりのお肉、かぶりつくモデルさん、美味しそうな恍惚とした表情!…コレ食べてみたい…絶対美味しいやつ!と感じさせるくらいの表現で撮ったハンバーガーの写真、だとハンバーガー屋さんにとっては【良い写真】になる…と、そういう感じの事です。

見る人の心に生まれてくる感情は、その人の育ちや経験、目的によるのでしょうけども、写真を見ることで何かしらの感情が生まれてくればそれはその人にとっての【良い写真】だと考えています。

対価を出しても良いと思える【良い写真】とは?

対価を出しても良い、と思える写真とは単純に【目的を達成できる写真】です。その上で心が動く写真が【良い】とされるのではないかと考えています。

個人の多くの場合は【記念】の写真が対価を支払われる場合に当たります。企業の場合は【広告】になる写真が対価を支払われる場合に当たる…と考えています(というかそれしか無いかなと…)。
個人の場合は、その【記念】を失敗せずに撮影できる技術者に依頼すると言う意味で対価が発生しています。企業の場合は、【広告】になる目的に沿った写真を撮影できるかが対価の発生するポイントかなと考えています。

それぞれの目的を達成した上で、【良い写真】が作れるかどうかで対価に変化が出てくるのではないでしょうか。

(アートとしての写真、と言うことでの対価も有るのかと思いますが…このアートの領域は価値の生み出し方がわかりませんw)

カメラマンの【良い写真】を撮る“腕”とはなに?

キレイな写真は「当たり前」で、そこにどれだけ【良い写真】にするためのアイディアを提供できるのか?が腕の良いカメラマンの条件…と考えています。
おそらくなのですが、ビジネスカメラマンをする前提で日々の身の回りの撮影をするのは、この対価が発生する場面に置ける、【良い写真】にするためのアイディアを提供する引き出しを増やすための訓練、だと思っています。
もちろん、SNSで「いいね」を集めるため(とは言え、大多数の人に【良い】と感じてもらうのは並大抵の事ではない)の活動でも良いのですが、少なくともビジネスを意識するのであれば、必須の考え方ではないかなと感じています。

あえて考える、カメラ機材が良い場合【良い写真】に有利なことは?

良いカメラ機材ってなんだよwって感じですが、ここで言うのは例えば50万円するカメラボディ、80万円するカメラレンズ、などがそれに当たります。良いカメラ機材が活きる場面というのは、現状の経験では主に「暗い場所」「動きのある被写体」の2点が、古くて安いカメラよりも有利に働くと思っています。
逆に言うとその他のシーンでは、特別高価な機材でなくても良いのでは…と思うことがあります。すべてがスマホで良いじゃん、とは言いませんが多くの撮影シーンでは高価な機材は不要では?と考えています。(とは言え、最近のスマホはカメラ並みに高い…もはやカメラ機材と変わらないのでは?)

ひとまず、まとめ。カメラマンは【良い写真】を作り出す『技術者』

人の【良い】の感情はとっても抽象的なのですが、あえて一言でまとめるなら、心の動く写真、が【良い写真】と考えていると言うことをダラダラと脱線しながらお話しました。
【良い】とは、感動・驚き・美しさ・恐怖・思い出・懐かしさ・愛(?)・可愛さ…みたいなキーワードになるだろう様々な感情の事を指しています。この感情が【良い写真】と言われる秘密だと私は思っている所です。

カメラマンはそれらの感情の動きを生み出す、見つけ出す、再現する、と言う感じの引き出しを使って【良い写真】を作り出す技術者では無いかな?と言う所で、ひとまずこのお話を(強制的に)まとめたいと思いますw

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