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帝京大学出版会:書評・新刊紹介に掲載された刊行書籍

▼帝京新書003『「頑張る」「頑張れ」はどこへいくー努力主義の明暗ー』(大川清丈著)
 月刊オピニオン誌「正論」2024年3月号に取り上げられました。
 「桑原聡 この本を見よ」のコーナー。
 「これまで努力主義を強化してきた受験制度が機能しなくなったのだ」と桑原氏は指摘しています。

 [版元情報]
 大災害のたびに沸き起こる「頑張ろう」のスローガンから、日常のあいさつ代わりに使われる「頑張ってる?」「頑張ってね!」まで日本中にあふれている「頑張る」。実は「頑張る」は日本特有のものではない。著者は比較社会学の手法を使い、アメリカ、イギリス、フランスとの違いに迫る。そして入試の制度・実態からコツコツ「頑張る」傾向が強いフランスに対し、日本は「頑張ればできる」の掛け声の下で中間・期末・入試などの節目に集中努力する傾向が強いと結論付ける。熱しやすく冷めやすいタイプの努力というわけだ。貧困と格差により閉塞する日本で、私たちは持続的に頑張れるのか。それとももう頑張れないのか。本書は「頑張り」の質をも変化させるAI時代の努力についても考察する。
 ・発行2023年12月
 ・判型新書(B40)
 ・頁数198
 ・ISBN978-4-434-33188-6

定価984 円(本体価格 895 円+税)
https://www.teikyo-service.com/press/books/978-4-434-33188-6/


「正論」2024年3月号


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