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ホラーな不倫話(怪談的要素も有り)

これは本当にあった話。
いや今もなお継続中の不倫の話です。
ドラマ「夫の家庭を壊すまで」をTiktokでしかみてないが、
ん?これ私の知ってる話もなかなかホラーじゃねぇっぺかとおもい記してみることにしました。

登場人物は私の友人爪子。当時彼女は40歳。職業ネイリスト。(ネイリストなので爪子とさせていただこうかしらってな)

私と爪子の出会い
私がたまたま見つけたネイルのお店でネイルをしてもらった、そんなネイリストとその客という関係だった。大人になってからできる女友だちは大体三つの共通点があれば意気投合するとおもう。

その1(趣味が同じ)
最近では推し活なんて言葉もできて、それなりの年齢になった女同士が同じ好きを見つけて、遅咲きの友情を育む。

その2(恋愛話)
恋愛話に花が咲くタイプ。
相手の好きなタイプとこちらの好きなタイプが同じだったりすると余計に距離が近まります。
この場合、お互い「不倫」していたりすると結束がエホバの商人並みに強まる。

その3(酒)
ある程度の年齢をいき、ちょっとこの人と仲良くなりたいなぁと思って相手が酒飲みであれば
「飲みいこー」と誘えばおおよその確率で意気投合できる。大人になってからの遊びは酒という人も少なくはないだろう。

そんなこんなで私は彼女とはその3(酒)で距離が近まった。そしてある日ネイルをしてもらった後に飲みに行くこととなる。

当日飲みに行って爪子は自分の恋愛の話をしてきたと同時に
大変なことが起きたとマキバオーのように鼻息荒く私に話した。

爪子には彼氏がいるが、相手は結婚してて子持ちだけどほぼ別居状態だという。
彼のスペックは年齢は彼女より5個ぐらい上。
普通のサラリーマン(MR)。株の運用をしており(家族が残したもの)暇つぶしてきにサラリーマンをしているらしい。営業車で寝て過ごすなど何とも高校生みたいなゆるい毎日を送っていて羨ましいもんだ。

爪子に何が起きたか?!というと
手短にいいます。

バレた。
嫁にバレた。

バレた経緯はこれだ!
男が爪子の名刺と一緒に食べた飲食店のレシートをぐるぐる巻きにしてカバンに入れっぱなしにしてたという。

過去の歴史を見てもこういう凡ミスで組織レベル、いいや国レベル破綻がおきたりしているよ。

ある日ホットペッパーに予約が入った。
40後半の新規のお客様だ。
その女性は、日頃のたるんだボディーを隠すかのような、
ムーミン谷の住人がきてそうなワンピース着衣。

「どのようにしますか?」という爪子のオーダーにも

「おまかせします」というオーダーが返された。

爪子も馬鹿だけど馬鹿じゃない。
施術中違和感を感じていた。
やたらと個人情報をきいてくる新規のお客様。

「独身なんですか?」
「結婚考えたことないんですか?」
「いつもどこらへんで飲んでますか?」

爪子のアンテナもピコっとなった。
なんなんだ?このひと・・・。

そうこうしているうちに、爪もきれいきれいになり新規のお客様は帰宅された。

10分後にピンポーンとなった。(爪子のサロンはマンションの1室でやっており、ロートロックになっている)

カメラを見ると先程のお客様が立っていた。
爪子「忘れ物ですか?どうされましたか?」
新規お客さま「すいません、、ちょっとお手洗い借りたくて」
爪子「どうぞ」

ぴゅー(自動ドアが開く音)

玄関のピンポンがなったので
ドアを開けるとそこにはスーツをきた男が2人とその真中に新規のお客様がたっていた。

「〇〇の妻です」と荒々しく吐き出されて、部屋に入ってきた。
(土足ではなかったそうです)

続く。





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