人を呪わば穴二つってどういう意味?意外と役立つことわざを解説
「人を呪わば穴二つ」って聞いたことありますでしょうか。
もう「呪う」という言葉が入っている時点で、ちょっと怖そうな印象をうけます。
このことわざは、実は自分を戒める時にも使える大事なことわざ。
ビジネスシーンでも意外と役立つこの表現、ここでサクッとチェックしてみよう!
「人を呪わば穴二つ」の意味って?
読み方は
「ひとをのろわばあなふたつ」
意味は簡単に言うと、
誰かを陥れようとしたり悪いことをすると、結局は自分にも悪い結果が返ってくる
ってことつまり、「他人を攻撃すると自分も痛い目に遭うよ」っていう教訓のようなものです。
ことわざの由来は?
このことわざのルーツは、平安時代の陰陽師(おんみょうじ)にあるといわれてます。
誰かを呪術で呪うときに、自分も呪い返される覚悟で墓穴を二つ掘ってたということです。
それぐらい昔から「呪う」という行為の強さと強さをしっていた、陰陽師。ヒューヒューというかんじです。
ちょっとダークではありますが、昔の人の教えって奥深いよなあ。
先日警視庁の殺人課の人とお話する機会があって、
人が死んだときに、目をみるとその人がどういう人生を送っていたかなんとなくだけどわかると話してました。
恨みつらみがある人の目は本当に鬼のような目をしているとのこと。
復讐心が原動力になるみたいな映画もたまにみますが、
やはり、相手を許すことなのかもしれません。
許しのプロセスを学ぼう:自分らしく前に進むためにできること
誰かを許すのって簡単ではない。(内容にもよるけど)
特に、相手が何も思ってないことがわかったり、自分に対して軽んじた態度をとられたり、自分に深い傷を与えられた場合はなおさら。
でも、許しには自分を癒す力があると言われてます。
このプロセスを知っておくと、少し気持ちが軽くなる鴨。
1. 自分の「許しのルール」を決める
まず、「自分にとっての許しって何だろう?」を考えるところからスタートしよう。たとえば:
許すために何か条件が必要?
許せるのは何回まで?(「3回アウト」みたいな感じ)
許せないことってどんなこと?
また、自分が過去に誰かから許された時のことを思い出してみて。「この方法なら自分も納得できるな」と思う許し方を考えると、自分のルールが見えてくるはず。
2. 感情と行動を分けて考える
まず筆をとる。100均とかでノートを買う。そして、とにかく書く!
許せない相手に対して100均のノートに思いっきり抱いている感情を全部書き出してみよう。100均だからもう書きまくって足りなければ、また新しいノートを買いに行くことがむしろゴールになりそうな、そうでもないような、これぐらいの気持ちで、
「本当はらたつわー」「やりかえしたい」「報復」「目には目をぉぉ」
「まじなんや貴様!」など、なんでもOK。
それが自分の本音だから、否定せずに受け止めてみて。
その後が大事です。
その感情が自分の行動にどう影響してきたか振り返ってみるのも大事。
例えば:
愚痴ばっかり言ってた?
冷たい態度を取っちゃった?
仕返しっぽい行動を取った?
こうした行動が本当に自分の価値観と合ってるか、自問してみよう。
感情を認めつつも、それに流されて行動してしまうと逆効果な場合もあるからな。
3. 全体を振り返る
「私が何か問題を悪化させちゃった部分はなかったかな?」と、一歩下がって状況を客観的に見ることも重要。
たとえば:
自分の行動が事態を悪化させた?
相手をひどく批判しすぎてない?
感情に飲まれずに、相手や状況を冷静に見つめ直すと、気づくことがあるかもしれない。
そんなかんじで、自分の中にとどめておかず、ノートに吐き出す。
このプロセスが1つの許しの近道でもあると私は信じて、今日も100均へ
足をむけるのだ。