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55歳 バツ2男の青山美智子著「お探し物は図書室まで」を読んで
青山美智子著「お探し物は図書室まで」
読了しました!
5章から成る物語は、それぞれは全く別の話だが
この本1冊を通して、人の縁で結ばれている
どの章も、とてもいい話で・・・
まだ砂漠の中をさまよい続ける、引きこもりニートの
私としては、
まあ~・・・見事に泣かされました
キャラクターの設定もユニークで魅力的です
主人公の図書室の司書・・・小町さゆり
どの章のも出てきますが・・・それぞれの章で
この人を見ての、例えが違うのが面白い
そして、個性豊かな独特な人柄がこの物語の
最大のスパイス・・・
味変が効きすぎる~
失敗し、挫折し、考えて、迷い、不安と戦い・・・
どれも、人それぞれの人生には当たり前にあること
しかし、その人の置かれた立場、仕事、性格、考え方、目指すもの
経験は一人、一人違うもの、
自分で、考え、悩み、その中から自分のチカラで可能性を探しだす
その手助けとなるのが・・・本である
小町さゆりさんのセリフに
「書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方を
したっていう、そこに価値があるんだよ」
もう~やられた・・・涙ぽろぽろ・・・
小説であろうと、教育書であろうと、図鑑であろうと、漫画であろうと
詩集であろうと、ビジネス書であろうと
読み手の私達の受け取り方で、その本の価値と言うものは
2倍にも3倍にも、いや10倍にもなる
何を想い、何を考え、何を学ぶのか、何を感じるのか
著者の言いたいことは何なのか
想像力を巡らせ、
何に想いを馳せるのか
本は書き手だけではダメで・・・
伝えて、手渡す人がいなければ、いくらいい本でも
読者には届かない
1冊の本が出来上がり、読者の手に届くまで
どのくらいの人が関わるのだろう・・・
この本が、私に手に届き 読むことができたのも
だれかの血のにじむような、努力と頑張りがあったに違いない
それだけでも感謝の気持ちが湧いてくる
そして、この本を別の誰かに広める一端を私が担ったのならば
それもまた光栄なことだと思う
ある章では、私のようなニートがでてくる・・・
絵を描くのが好きなのだが、自分の絵に自信がない・・・
今の自分を描かれているようで
複雑な想いで読んだ
この章を読み終えたあとは、勇気と活力をもらった気がして
心が楽になった
今までも、感動して
この本は一生手放したくない、ずっーと手元の置いといて
何回も読み返したいと思う本は何冊かあります
この本も、その仲間入りになりました
心が浄化されたような
清々しい気持ちです
青山美智子先生、ありがとうございました
そしてまだ出会っていない、たくさんの本に出会いたい
その本には、また誰かの想いと、
誰かの努力と
何かの御縁で繋がっているのだと思います
楽しみだ~
福「このあと、感想は俺には話ンでいいぞ!
もう十分わかったから・・・話出すと、うるさいわ」