嫁と義理家族
※今回のお話、結構賛否両論あると思います。でも書きたいから書きます。
義理の家族。
言うまでもなく結婚した男女にとっての相手の親に当たる。
私は相手の親は他人だと思っている。良くも悪くもそう言うものだと思う。
そして彼女のお父様という存在には未だに畏敬の念が消えない。そんな方に対して尊敬はすれど、無礼な振る舞いをするなどあり得ない。なんなら下手したらぶっ○されるとさえ思う。
誤解のないように書くと私は嫁のご両親やご兄弟が大好きだし、尊敬している。なぜかと言えばいろいろとあるのだが、自分の子供を大切にしていることがとても伝わってきたからだ。
この家に生まれてきたらどんなに幸せだったかと考えてしまうほどである。
まあ嫁のご実家に生まれてきたら嫁とは結婚できないからそれはそれで良かったと思うが。
前置きはこの辺りにして、本題に移ろう。
最近SNSを見ていると、夫の両親に苦しめられる女性をよく見かける。夫が嫁の両親を軽んずると言うこともあるそうだ。
時代錯誤も甚だしいというか、「こんなことほんとにあるの!?」と言ったことをされている女性が少なくない割合でいらっしゃる。
書けばキリがないが、多くは「嫁は何か役に立つ存在」として消費されていることに通ずると見ていて思う。
家事や育児をはじめとして、夫一家を立てる事や、くだらぬ見栄を張る為に平気で犠牲にしたりする。
自分の機嫌を自分でとったり、自分の生活を営むのに自分が何か行動をするのは当たり前だ。
それを人任せにし、あまつさえそれができて当然と言った態度で人に接するなど言語道断だ。
そして息子の嫁は息子の両親にとっては他人である。見ず知らずの人間にできないことを、息子の嫁にさせるのはとりあえずおかしい。
私は自分の両親と同居は死んでもするつもりはないし、何か事情がない限りそれが自立した人間の進む道であると信じている。
繰り返すが相手の親は他人である。二人で決めた結婚生活に、他人が口出しをしたり居場所を作るのは矛盾だ。互いに配慮はすれど、いて当然の存在ではない。
私は自分の親と嫁と自分の結婚生活においてどちらが大切であるかと聞かれれば迷わず嫁と答える。二人で長い余生を共にすると決めたパートナーだ。私だけでなく、これからどちらと長い時間を共に過ごすかと言われれば基本的には誰だって結婚相手であろう。
勿論夫婦の役割や状況には各家庭それぞれの事情があるし、型に嵌めてあーだこうだ言うと不毛な議論が続くことは重々承知しているが、それでもそれはお互いを尊重すると言う大前提があってこそである。
仕事から帰ってきた時に、嫁が洗い物をしてくれていたこと。
帰った時に笑顔で「おかえり!」と迎えてくれること。
朝起きたら隣で寝てくれていること。
休日は一緒に出かけてくれること。
まだまだあるが、私はその全てに感謝と尊さと感じる。
日々「幸せだな」と感じさせてくれる嫁と、素敵な女性を産んで育てて下さり、共に人生を歩むことを許してくださった義理の両親に感謝している。
嫁には可能な限り快適に過ごして欲しいし、義理の両親には相応の態度で接したいと考えている。
結婚相手とそのご家族というのは、本来そのように感じて接するべき方々なのではないだろうか。
私にはそう思えてならない。