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【子育てエンタメ日記】〜子供の記憶〜

〜子供の記憶〜

昨年クリスマスの日に公開された映画えんとつ町のプペルを見終わって、自分の父ちゃん像を改めて見直してみた。主人公のブルーノに完全にやられた。映画の余韻に浸りブルーノの姿が頭から離れない。



主役のルビッチ君の父、主人公のブルーノはルビッチ君の記憶の中で生きている。
父ブルーノの生きていた頃の姿や言葉がルビッチ君の支えになり、えんとつ町の煙の向こうに星がある事を信じて行動する、奇跡の物語だ。

ファンタジーのえんとつ町の世界ではあるが、子供にとって自分の父ちゃんはこんな風に映っているんだなぁと、子供目線が気になって仕方がなかった。

「君にとって、君の父ちゃんはどう映っているんだい?」そう思いながら、やはり気になってしまった。

プペルの映画を見ながら横にいる息子をチラ見してしまうオヤジがいたのは事実だ。


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『君の父ちゃんはどうだ?』

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小さい頃一緒に遊んだ父ちゃんとの記憶。

分からないまま父ちゃんに怒られた記憶。

分からない事を教えてもらった記憶。

一緒にお風呂に入った記憶。

一緒に朝ごはんを食べた記憶。

運動会で応援された記憶。

日常の父ちゃんとの記憶は、写真を見ればなんとなく思い出すんだろうなぁと思う。


しかし、映画えんとつ町のプペルでルビッチ君の背中を押したのは〝父ブルーノの残した言葉〟だった。(以下、セリフのネタバレあり)




「バカヤロウ!下を見るから揺れるんだ!上を見ろ!」

「頑張れ。チビ」

「手のかかる息子だ」

「男が泣くんじゃねぇよ!」

「頑張ったなぁチビ」

「信じ抜くんだ、たとえ一人になっても」


父ブルーノの言葉がルビッチ君の心の支えになっていたに違いない。

自分の息子が思春期になった今、父ちゃんとしてしっかり言葉を伝えていく事が、ひょっとしたら息子の力になっていくかもしれない。

もう一人前の大人として育てるしかない。

まずは息子には言葉を伝えていく。

言葉を間違えないように伝える事が重要だ。その為には日々のコミュニケーションも大事になるが、もう既に出来上がっている。

そして、言葉を響かせるには、立派な父ちゃんの背中や、強い父ちゃんが求められる。

分かってるよ!もう、分かっているんだ。

父ちゃんは強くて優しいのが一番いいもんなぁ。その方が安心するもんなぁ。

だったら強くならなきゃ!

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君の思春期に君の父ちゃんは子育てをガッツリやったんだ。ママに支えてもらいながら、思春期での子育ての道筋をつけた。

息子よ、あとはもう大丈夫だろ?

大丈夫だ、一人でいけるよ!

悩んだり、成長の壁にぶち当たったり、行き場を失ったりしたら、また戻って来ればいい。

父ちゃんが必ず守ってやるから。

もう行かなければならない。

どこに?

仕事に決まってるだろ!
これからは強い姿を見せて行くんだ!

父ちゃんの強い姿を!

君が挑戦できるように。

挑戦の基盤を作るんだ。

挑戦できた方が楽しいだろ?

だったら頑張るよ!

2021.1.17
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