【子育てエンタメ日記】〜希望を与える〜
〜希望を与える〜
前回の日記には、植物や野菜を育てるのが苦手な家族と紹介した。
ママに至っては、ほぼ育てあげた事がない。息子は息子で育たない原因を人のせいにする。
パパは、小さな頃に桜の木を枯らしてしまったトラウマがある。
よく考えたら、パパは百姓の息子だった。
ノウハウや知識は全くないが、変なプライドだけはある。小学生の時には既に手伝わされて、働いていたので根性もある。
実はこっそりと理科の課題であったトマトを仕込んでいた。息子は既に2.3回失敗して諦めていたので、パパがなんとかして育てようと思った。ジワジワと農家出身のプライドが出てきた。
希望を失っている息子にトマトで希望を与えるというミッションだ。
風で飛ばされそうな種を植えた。
水の管理を怠らない。
適温を調べて天候をチェック。
太陽の光がやはり重要だった。
そうしている間に芽が出てきた。
そこからジワリと成長していく。
もう息子に言ってもいいだろう。
おーい息子よ、トマトがいい感じに育ったぞ。
パパすげぇじゃん!
おー懐かしい。
この子供のヒーローになった感じが、、、
しかし思春期だ。
こういう時(聞く耳を持った時)こそ、チャンスだから言っておく。
育たない原因を人のせいにしてないで、原因を把握しなさい。パパはその原因を把握して、ただ忠実にやっただけだ。
諦めたら失敗になる。
諦めなかったら、失敗がデータとなって生きてくる。人生もほぼ一緒だ。
この言葉が息子にとって響いたのか、動きが変わったに違いない。
試しにLINEでトマト作業をお願いしてみよう。
すると、どうだ!
理科で習ったトマトの知識を放ってきた。
おー希望を持ったな。
これで良し。パパの任務は終わった。
トマトの課題は終わってるけど、あとは任せた。
ここまで手を掛けてでも息子には希望を与えたかった。将来必ず来る高い壁を登るためだ。
2020.8.9
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