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アウトプット失恋読書日記10

わたしの騎手(ジョッキー)/ルシア・ベルリン

ある時、久しぶりの何人かで話をしていた。最近読んだ本の感想を適当に言い合っていたのだが、そのうちのひとりが今度自分も書いてみようかと思う、と言い出した。
おおまかな内容を聞くと、なんかそれ、ネットマンガですでに聞いたことある設定のような?…
その作品の存在を教えてあげたほうがいいのか、わからなかったので黙っていた。

その後話題が変わり、どういう文脈だったか忘れたが、別の1人が
「トイレに行くのがいやだ、おしっこがわたしに話しかけてくるから。」
と言い放った。
私にはまったく共感できない。しかし感性に痺れる一言。これが文学。

紹介した本書は見開き2ページの短篇。もはや、詩のような。
人生の1シーンはすべてにおいて小説になりうる。


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