見出し画像

まるで天空の世界にいるようで・・・


忘れられないあの風景、、、

私が、中学生だっだころの夏休み。

学校の仲良しメンバーの親子で、
山間にあるキャンプ場に、
1泊2日で、キャンプに出かけた。

山を切り開いた田舎の団地に住んでいた
私たち。

山間にあるキャンプ場は、
車で小一時間くらいの場所にあったので、
そこまでの遠出ではなかった。
が、
個人的にキャンプに出かけるのは、
生まれてはじめてだったので、
とてもワクワクしていた。

昼間は、山をみんなで散策したり、
遊んだり。
夕方には、
お決まりのキャンプカレーを
みんなで作り、
飯盒炊飯で、炊いたご飯と一緒に食べた。

自然の中でいただくみんなで作ったご飯は、
文句なしに美味しかった。

夜もふけ、
親と子供と別々のテントに入って就寝。
でも、すぐに眠れるわけでもなく、
しばらく、女子トークに花を咲かせた後は、
一人、また一人と
眠りについていった。

そんな中、
私は、場所が変わると寝れないこともあり、
いつもと違う外のテントでは、
「虫の存在」や「静かすぎる山の深い夜」に
落ち着かず、
日の出の1時間前にようやく眠りについた。

「あなたたち!起きて起きて!
 すごいものが見られるよ!」

ようやく眠りにつけたところ、
大人たちの興奮気味な声で、
目を覚ます。

辺りは、朝日で、
淡く明るくなっていた。

「な、なんだろう?こんな朝早くに〜」

眠い目を擦りながら、
なんとかテントから出て、
大人たちについて、
キャンプ場より少し離れた
地上が眺められる高台まで、
歩いていく。

「見てみて!!!」

大人たちのその声に、
後押しされて、
駆け足で高台まで着いた。

目の前に広がっていたのは、
真っ白な雲の絨毯!

地上に広がっていた街並みを
すっぽりと覆い隠すように、
あたり一面が、
真っ白な雲・・・。

生まれてはじめて、
「雲海」に出会った瞬間だった!

まるで、天空の世界に降り立ったような
不思議な感覚で、
寝不足な頭も一気に覚めた。
自然の偉大さを感じて、胸の鼓動が高鳴った。

その後、
大人になってからも
雲海を見られたことはあったけれど、
やはり、あの人生初の雲海が、
友人達と過ごした
楽しかったキャンプの思い出とともに、
1番、胸に焼きついている。

あの景色は、
私にとっての一生の宝物になった。



あとがき

かぜの帽子さんのメンバーシップ「#言葉の庭」
2月のお題の
「忘られないあの風景」
で、書かせていただきました。

いくつか景色が思いついたのですが、
私のこれまでの人生の中で、
一番初めに出会った、
心に残る風景が、
この雲海でした☁️

今でも、
この頃の状況は、
鮮明に覚えています😊

今回のお題を考えていたら、
これまでの人生で、
心に残った景色の旅に
出掛けられました。

かぜの帽子さん、
素敵な旅の機会を
ありがとうございました。


最後まで、
お読みいただきまして、
ありがとうございました♡



追伸

今回の見出し画像は、
いまいさんの画像を
使わせていただきました。
素敵な画像をありがとうございます。

帯は、
ふうちゃんさんの帯を
使わせていただきました。
いつも可愛い帯をありがとうございます。


いいなと思ったら応援しよう!

だんけひつじ
よろしければ、お願いいたします。いただいたチップは、noteの活動時に使わせていただきます!