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Kindleの「繊細さんシリーズ」が好評!出版関連サービスも手掛けるマレーシア在住ライターを直撃

 「私の背をドンと押してくれたのはみつさよさんです」

まさかあのひとことが、大きな決断を促していたとは……

2年前のライティングカレッジ(以下「ライカレ」)8期に次いで、昨年末から今年にかけてのストーリーカレッジ(以下「ストカレ」)2期でも「同期」という深い縁のある、マレーシア在住のまめさん。 

私のクロスステッチに図案を提供してくださったことを受け、じっくりお話をうかがう機会をいただきました。

■ストーリーカレッジ受講のきっかけはまさかの…… 

――昨年の11月から今年の1月までの3か月間、ストカレの講座に参加されていましたが、受講のきっかけを教えてください。 

「みつさよさんです。みつさよさんが受講されることを知って、私も受けようと思いました」

――私がきっかけだったんですか?

「そうです。ストカレの無料体験会で、みつさよさんが参加されていた回に私もいたんです。体験会の最後に本講座への案内がありましたよね。そのときに、ライカレ8期で一緒だったふかひれさんが、いちばんに『申し込みました!』とチャットに入れてて、そのすぐ後に、みつさよさんが『ふかひれさん、また同期!』と来たのを見て『あー、私もそこに入りたいー!』って思ったんです」

――そうだったんですか! あのチャットは嬉しさのあまり勢いで入力したのですが、裏でまめさんの背中を押していたんですね。

「はい。実はあのチャットを見るまで、スケジュール的に受講は無理だろうなと思っていました。ちょうどその期間に台湾へ出国する必要があり、日本へ帰国する準備もしないといけなかったんです。また、12月と1月はがっつり仕事を入れるつもりだったこともあり、勉強する時間はとても取れないなと思っていました」

――すでに日本でのお仕事が決まっていたんですか?

「正式に決まったのは帰国後に面接を受けてからでしたが、マレーシアにいるときに見つけて応募は済ませていたんです。年末年始の繁忙期に、期間限定スタッフを募集しているところでした」

――忙しいのがわかっていたにもかかわらず、受講を決意させるほどのインパクトが、あのチャットにはあったと?

「そうです! ストーリーの書き方を勉強したいという思いはもちろんありましたが、なじみの人たちも参加しているこの機会を、逃したくないと思ったんです。知らない人ばかりの中に飛び込むより、知っている人がいてくれた方が安心感がありますから。ストカレ2期の受講生として最後に滑り込んだのが私でした」

ライカレ卒業後もいろいろな報告を楽しみにしている仲間!


■電子書籍出版を目指しライカレ受講 

――ライカレに参加されていたのは、2022年の4月から6月までの3か月間でしたよね。受講のきっかけは何だったのでしょう?

「ライカレの前に、ストアカ(ストリートアカデミー)内の講座で、リサーチカレッジ(以下「リサカレ」)に参加していたんです。ストカレの永妻優一先生とは、このリサカレで同期でした。講座の最後に、リサカレと同じく野口真代先生が主催するライカレ8期の紹介があり、電子書籍を出版するために受講を決意しました

――リサカレは、今のところその1回のみの開催で「幻の講座」とも言われているんですよね。

「はい。内容が濃厚過ぎて、自分の中でなかなか消化できなかった講座でした。でもライカレについていけたのは、先にリサカレを受講していたからだと思っています」

――電子書籍の出版に興味を持ったきっかけは何だったのでしょう?

「もともと旅行が好きで、2年ほど旅行ブログを書いていたんです。でも、かなり頑張ってたくさん書いていたにもかかわらず、収益を上げるのは難しくて。また、コロナや病気の発覚もあり、書くネタはあっても気持ち的に筆が進まなくなりました。そんな中、自分の中で本として書きたいと思ったものがあり、でもどうやったら出版できるのかがわからず、ちゃんと勉強したくてライカレに入ったんです」

――まめさんはライカレを6月に卒業し、7月初めにもう出版と、同期の中で最速でしたよね。

「7月中にマレーシアに戻ることが決まっていたので、日本に滞在している間に出版したかったんです。ライカレに入る前に、勤めていた会社を辞めていたので、講座に集中して取り組めたのも大きかったですね」

――スケジュール的にキツくなかったですか?

「ライカレで教えていただいた出版スケジュール表を見て、7月初めでもなんとかなると思ったんです。ただ、自分で決めたとはいえ、そこに間に合わせるためのプレッシャーはありました。5時間で2万3000文字を書き上げたときの達成感はすごかったです。それからどっぷり2週間の推敲に時間がかかりました

――原稿の執筆以外で大変だったことはありますか?

「たくさんありました。書籍として出版するには、執筆以外にもやらなければならない作業が目白押しでしたから。特典の作成やLINE構築、あと私の場合はココナラ作りもしていました。出版ボタンを押すときは、何か間違えてはいないだろうかと、心臓バクバクでした

電子書籍を出版するには執筆以外にもやることがたくさん……

 ■まめさんの電子書籍と提供サービス 

――まめさんは、これまでに4冊出版していますよね。特に最初の本は今もたくさんの方に読まれているとのこと。日本人から見たら、信じられないようなエピソードが満載で、私も楽しく読ませていただきました。夢中になりすぎて、子どものお迎えに危うく遅刻しそうになったほどです。

 「本当にありがたいことに、たくさんの方に読んでいただいてます。1冊目は、周りの方々へ感謝の気持ちを込めました。書きたいことを書いているので、執筆は楽しかったのですが、当時を思い出して涙が出ることもありました。今でも読み返すと、胸が熱くなり涙が出るんですよね」 

※まめさんの1冊目の書籍はこちら

――2冊目(ベトナム・ハノイ)と4冊目(マレーシア・タマンネガラ)は、まめさん流のガイドブックで、発信軸の「繊細さん」へのアドバイスも随所に織り込まれていましたね。実際に現地へ行かれているときから、ガイドブック的な本を書くことを意識されていたのでしょうか?

「意識していました。私の本は『ガイドブックの要素も含んだ体験記』という方がしっくりくるかもしれません。他との差別化をしたかったので、自分目線だけではなく、複数の視点から観察できるようにアンテナを張っていました」

――3冊目はタマンネガラでの詳しいエピソードが綴られていて、4冊目のガイドブックを読みながら「ああ、ここはあの場面だな」と思い出して楽しめました。

「ありがとうございます。ただ、常に書籍を意識していたわけではなくて、まずはとにかく旅行を楽しんでいました。その中で思い出したときに、情報を集めていた感じです」

――現在は、電子書籍出版に関するサービスのお仕事もされていますね。具体的に、どういったことをされているのでしょうか?

「ほぼ全般と言っていいと思います」

【まめさんが提供している電子書籍関連のサービス】

  • 校正

  • 表紙デザイン

  • イラスト作成:表紙、挿絵など

  • 章扉作成:各章の初めに入れるサブ表紙的なもの

  • EPUB(イーパブ)化:原稿を電子書籍用に変換する作業

  • A+(エープラス)コンテンツ作成:販売ページで商品内容をわかりやすく紹介するためのもの。書店のポップや電車内などで見る書籍広告のイメージ

  • ペーパーバック化

  • 出版前後サポート

  • 出版サポート(予定)

――ほとんど網羅していることになりますね!

「依頼される方にとっては、あちこちに発注する手間が省けると思います。もちろん、どれかひとつからでもお受けできますよ」

――最後に、まめさんご自身の今後の出版予定について教えてください。

「今、具体的に考えているのは2冊あります。ひとつは、ベトナムのホイアンで見つけた素敵なカフェの紹介。コロナ流行直前と収束後に行った場所なのですが、昔の日本のような感じで、とても雰囲気があっておしゃれだったんです。ライカレに入る前から書きたいと思っていたので、なんとか出したいと思っています。もう1冊は、最初に出した書籍の続きになります

――1冊目の続き、ぜひ読みたいと思っていました! 楽しみにしています。

「ありがとうございます。ストカレで学んだことを生かします! ネタはたくさんあり、シリーズ化を考えているので、楽しみにしていただけたら嬉しいです」

■おわりに

この記事で使用しているアイキャッチとアリさんのイラストは、私の電子書籍用として、まめさんに描いていただいたものです。想像以上に表情豊かでかわいいアリさんが生まれ、お願いして本当に良かったと思いました。

ご自身がKindle作家でもあり、執筆以外の作業にも熟知しているまめさん。電子書籍の出版を目指す方に寄り添ったサービスは、利用者からも高評価を得ています。

今回、インタビューという形で進めながらも「2人だけの同窓会」のような雰囲気もあった、まめさんとの時間。これからもお互いの活動を見守り、応援し合える仲間でいたいと、心から思いました。

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